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先生に頼まれてしまい、仕方なくベッドの近くのイスに座る。
たいが「Aがいてくれて嬉しい」
よくもまた、思ってもないことを…
「そもそも!!なんであたしを呼んだのよ、A組に友達いないわけ!?」
たいが「だってAが来てくれたほうが元気になるんだもん〜」
うぅっ…
負けるなあたし…惑わされるなあたし…
「たいがさんーそんなこと言ってたら一生彼女できなくなりますよー」
たいが「じゃーAさんがなってくれませんかね?」
「なっ、な、なにバカなこと言ってんの!?そんなの絶対嘘でしょ?(笑)」
突然起き上がったたいがに手を捕まれる。
「え、ちょ、なに!?」
あたしの手をたいがの胸の辺りに当てさせる。
たいが「ほら、こんなに速いんだよ」
トクトクトクトクトクトクトクトク
ほんとだ…確かに速い……
たいが「これでもまだ嘘だって思う?」
カァッ///
「た、たっ、たまたまかもしれないでしょ、」
たいが「Aのほうはどうかな?」
たいがの手がのびてくる……
バチーーーン!!!!!
「なにしようとしてんのよ!ばか!!!ド変態!!!!!」
バタンっ
逃げるように保健室を出ていった。
「なんなの!なんなの!なんなの!!!」
いくら幼馴染みでもしていいこととしちゃいけないことがあるでしょ⁉
しかも、あんな、からかい半分で!!
向こうから謝ってきても許してやんないんだから!!!
《帰り道》
タッ タッ タッ タッ タッ
少し急ぎ足で歩く。
たいが「A〜待ってよーねぇ〜」
絶対口聞かない!!
たいが「今日のことはほんとにごめんね、許してください〜(泣)」
無視無視無視…
たいが「わかった!なんでもするから!!そしたら許してよ!!」
ピタッ……
「なんでも……?」
たいが「うん!なーんでも!!」
これはもしかしてすごく良いチャンスなんじゃないか……!!
「よし、決めた!」
たいが「うん!なになに??」
「たいが!!これから、必要最低限、あたしに関わらないで!!!」
たいが「え、えぇー!!」
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作者名:さだな | 作成日時:2017年8月19日 2時