67 ゴブレット 仲間 ページ27
会場は一気に盛り上がった、
ブルーを基調としたドレスの裾を揺らし、美しい横顔を惜しげ無く振る舞っている、ボーバトン魔法学校の女子生徒達。
がっしりとした体格と、女の子が惚れ惚れする様な真っすぐな目は会場の皆の視線を離さない、ダームストラング魔法学校の男子生徒達。
各々は流石と思い得るパフォーマンスを披露後、皆が各々席について挨拶やら交流会のタイムになった。
A達スリザリン生が座っている席に、ダームストラングの生徒が腰掛け、Aに声を掛けるダームストラング生を見つめた。
「こんにちわ、僕はアレン・ニコライ。
よろしく。」
「えっと私はA・マロニエ。よろしくお願いします。」
「うん。よろしく！」
明るい笑顔にAは、綺麗に笑う人だと印象を受けた。
上級生である彼に、Aは最上のお辞儀をし形ばかりの自己紹介後、他愛無い話しを他の生徒達とも交えて喋っていた。
するとカンカンッと高い音が会場に響き渡って、ダンブルドアが今回のトライ・ウィザード・トーナメントについての説明を行った。
試合には17歳以上の参加が大前提とされ、各校から代表生徒を一人選出する事になっている。
また命をかける程の危険な競技でもある為に、十分気をつけるようにとも忠告を受けた。
食事会はお開きになり、それぞれの寮に戻ろうとしたとき、くいくいっと手を引かれて振り返れば、先ほどの青年がいた。
「良かったらちょっと話しませんか。」
「ええ、いいですよ。」
早速お誘い？！とはしゃぐサラに、
貴女いつか背後から刺されるわよ、と不吉なことを言ってくれるアメリアに呆れつつも、
Aは人の少ない外へとアレンと共に歩いて行った。
本当に二人っきりと頃になった瞬間、アレンが急に真剣な顔になった。
「ようやく逢えたね、A・クラシス。」
といきなり本名を出されてAは焦った。
「嫌だわ、誰かと勘違いされてますアレンさん。
私はマロニエと言う名前で「それは偽名だろう。僕のあれも偽名なんだ。
僕の名前はアレン・クラシス、君の従兄弟に当たるのさ。」
まさか同じ家系の人間に会えるとは思って居なかったAは、戸惑いを隠せなかった。
「待って。
私と同じ側だとどうやって証明するの？」
「それは…じゃあ君お得意の呪文でも僕に掛ければいい。
僕はポリジュース薬なんて飲んでないからね。」
「ではお言葉通りに。」
Aは躊躇なくその首筋に杖を突きつけた後、素早く解除呪文を唱えた。
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アサノ(プロフ) - haijindesitaさん» 申し訳ありません、ボードの方に纏めさせて頂いたので、大変失ですが、そちらからどうぞ。 (2018年3月7日 22時) (
レス) id: 989e1d3217 (このIDを非表示/違反報告)
haijindesita(プロフ) - 次の話のパスワードを知りたいです！ (2018年3月7日 12時) (レス) id: a915e88963 (このIDを非表示/違反報告)
アサノ(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます！お返事頂けると励みになるので、嬉しいです^ - ^更新は随時やっていきますね(^^) (2017年9月6日 8時) (レス) id: 7b2f68b578 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 更新されたお話、全部読みました!!おもしろくて、すごく引き込まれます!!これからも応援します!! (2017年9月5日 21時) (レス) id: 27fb89c1db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アサノ | 作成日時：2017年9月5日 14時
