10 賢者 ページ15
そしてたどり着いた先は、輝くばかりの美しいキャンドル達と割れんばかりの拍手の嵐。
その凄さに圧倒された新入生達は天井を見上げ、感嘆の声を上げる。
そこは美しい夜空が広がっていて、生徒達は一歩一歩、歩くのがもったいないくらいに感じてた。
そして壇上に上がった女性は、座席を立った白髭の老人にバトンタッチするかの様に席に着き、代わりに現れた白髭の老人は目をキラキラとさせている児童たちに、ダンブルドアと名乗り入学歓迎の言葉を述べた。
そして早速生徒達の寮の振り分けに映った。
ダンブルドアが退いたその後ろには、古びた帽子が一つ。
歓迎の歌を幕開けに、A達は緊張に瞬間が訪れた。
Aのファーストネームはブラックな為、かなりやって来た順番は早かった。
「A・ブラック！」
声高らかに呼ばれたAは、辺りからの好奇な目を全身で感じながら、一つ深呼吸をして、壇上に上がり帽子を被る。
すると帽子がAに囁いた。
「おや、ブラック家の子供が来るとは、久しいな。
どこの子供だ？」
「…それは、」
「ふむわかった、あまり時間を取ると良くなさそうじゃな。
どれどれ、知性に問題無し、
腕前も申し分無し、
性格は＿＿＿捻くれ過ぎじゃないか？」
「余計なお世話です。」
初対面のレディー相手失礼な帽子に文句を言うA。
「これは失礼した。
して、迷うのお…君の様に有り余る実力を持て余すタイプは大抵、スリザリンかグリフィンドールのどちらかに限る。」
「そうですか。」
と他人事のように流したAは、ちらっと興味津々にこちらを見ているドラコの視線を見つめる。
「(穴でも開けるつもり？)」
と呆れたようにスッと避けて、再び帽子に声を掛ける。
「…早く決めて下さい。」
「しかしのお、…ブラックの者は大抵、スリザリン行き、
しかし…君の様にまれに見ないタイプは…
グリフィンドールッ！」
と盛大に叫ばれ、Aはややげんなりした顔になる。
壇上の去り際にすれ違ったドラコの顔は吃驚しすぎて、Aの顔に穴があきそうなレベルで見つめていた。
その後、ドラコは当然の様にスリザリンへ、
知り合ったハーマイオニーやネビルはグリフィンドールへ。
そしてAが興味を示していたハリーは、勿論と言いたげにグリフィンドールにやって来た。
ハーマイオニーの隣に腰掛けていたAは、ハリーと仲が良さそうな赤毛の男の子を見つめていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 138人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レモン(プロフ) - 秘密の部屋のところで夢主が3人を弁護するのが探偵やプロの弁護人のようで面白かったです！ (2018年12月9日 19時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
アサノ(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！ (2018年12月9日 19時) (レス) id: 0af6fdad08 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして面白かったです！ (2018年12月9日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
アサノ(プロフ) - ♪家♪さん» すみません、誤字脱字についてはいけない一斉に直させていただきます。 (2018年1月16日 16時) (レス) id: 989e1d3217 (このIDを非表示/違反報告)
アサノ(プロフ) - 妖狐の巴衛さん» 確かに変ですね。ご指摘ありがとうございます。 (2018年1月16日 16時) (レス) id: 989e1d3217 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アサノ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月27日 19時
