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帰るぞって言った割に
携帯を弄りながら全然話さない拓弥。
「明日もBARに来る？」
彼女とデートで来れないのを分かってて、
わざわざ聞く私はなんて嫌な女なんだろう。
私も随分歳をとったはずなのに。
「……ああ、明日は行けねえわ」
知ってたけど本当に言われると少し寂しかったり。
「ふーん、デート？」
「……なに気になんの？」
「いや別にそういう訳じゃないけど、」
じゃあどういう訳だよ、って自分に突っ込みを入れる。
会話もなくなり、ただ二人並んで歩く。
「ここでいいよ。家近くだし」
マンションまで送ってもらうのは気が引けたから近くの道で声をかける。
ん、と言うから じゃあって少し歩いた私を
「おい、やっぱ家まで送る」
彼女とのLINEが終わったのか
両手をポケットに入れて私の少し前を歩く拓弥。
「別にいいのに」
「一応女だし危ねえだろ」
なに珍しく心配してくれてるの？
「お前襲うかもしれないじゃん」
「私が襲う側かよ」
鼻で笑った拓弥は案外機嫌の良い顔をしていて
なんだか嬉しかった
なんでかわかんないけど。
「……誰やねん、あいつ」
この時に彼が、私達を見てた事
彼の過去も今の思いも
私は何も、分かっていなかった。
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かこ//8 - 中学生です!!初めてこんな風にコメントします。僕らのラーメン荘も本当に楽しく読ませてもらいました(^o^)文の構成とか言葉のチョイスとか本当にすごくて尊敬します!!これからも頑張ってください、応援しています☆ (2016年8月27日 19時) (
レス) id: 2deb815a95 (このIDを非表示/違反報告)
KA!R!-8??(プロフ) - 短編集待ってます！！めっちゃ楽しみにしてます！！頑張って下さい（≧∇≦） (2016年6月18日 10時) (レス) id: 755abbe78d (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - ｢僕らのラーメン荘｣のときから、ずっと見てました！新作頑張ってくださいね！ (2016年5月27日 18時) (レス) id: dd615c95c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツンツン草 | 作成日時：2016年5月24日 1時
