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”お前今どこやねん”









BARの帰りに開いた携帯には晃一からのLINE。









”もうすぐ帰るとこ”









そう送るとすぐに電話が掛かってきて









「お前なあ、夜遅いねんから危ないやろ」









「大丈夫だって、私の家に居るの?」









「おん、はよ帰ってこい」









晃一が居ることを当たり前に思うようになってきた。









そもそも祐基と付き合ってた時も三人で居ることがあったし、慣れっていうのもあるけど









拓弥に言われたことがどうしても









晃一を嫌っているかのように思えて、不思議で仕方ない。








なんで祐基のほうがいいだなんて言ったんだ。









拓弥は私の何を知っているんだろう、








「ただいまー」









帰ると晃一が怒り気味で







「お前!何時間待ったと思ってんねん」








そんな事言うけど








「来てたの知らないし」








「まあ、そうやな」







冷蔵庫からビールを取って晃一の隣に座る。








即に机にある缶を見て晃一が飲んでいることを察する。








「なあ……






俺があの時、







結婚しようって言うてたら、お前はどうしてた?」






唐突な質問にビールを噴き出しそうになるのを堪え、






「何言ってるの(笑)」








って晃一の顔を見たら







こいつには似合わない真剣な表情で






私はきっと間抜けな顔をしている。







「俺が異動するかもって話した時、







お前にプロポーズしてたら








お前は俺から離れんかった?」








なんで今更そんな事聞くの……







「……酔ってんの?」







「ええから答えて」








「……終わった事話してどうするの」







「……それもそうやな、」







あの時、晃一がプロポーズしてくれたら…






そんな事今さら考えたくないけど






返事なんて決まってる。







『はい』








どちらかと言えば私のほうが








晃一のこと好きだったんだから。







静かになったと思えば隣で寝ている晃一。







酔っ払って変な質問して来ないでよね、








異動の話をされた時の事を少しだけ思い出した。







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かこ//8 - 中学生です!!初めてこんな風にコメントします。僕らのラーメン荘も本当に楽しく読ませてもらいました(^o^)文の構成とか言葉のチョイスとか本当にすごくて尊敬します!!これからも頑張ってください、応援しています☆ (2016年8月27日 19時) (レス) id: 2deb815a95 (このIDを非表示/違反報告)
KA!R!-8??(プロフ) - 短編集待ってます!!めっちゃ楽しみにしてます!!頑張って下さい(≧∇≦) (2016年6月18日 10時) (レス) id: 755abbe78d (このIDを非表示/違反報告)
vermilion(プロフ) - 「僕らのラーメン荘」のときから、ずっと見てました!新作頑張ってくださいね! (2016年5月27日 18時) (レス) id: dd615c95c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツンツン草 | 作成日時:2016年5月24日 1時

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