【名探偵コナン】東大生、奮闘してるってさ。4

▽mission187 ページ47

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椅子を横に並べ、借りた毛布を被ってその上で眠っていた私はごそごそという衣擦れの音で目覚めた。




「……ん、んん〜…………」




ここどこだっけ、あっそっか病院だわ、とぼんやり考えていた私はベッドの方から聞こえた声にガバッと起き上がる。





「まっ真純！！！？！」

「……う〜ん、A、姉………？ここ、は…………」





窓から少しずつ差し込み始めた朝日に目を擦りながら世良ちゃんがゆっくりと体を起こそうとする。





「いてっ！」

「あっちょっ真純仮にも撃たれた人が急に動こうとするんじゃない！」

「アハハ、そうだったそうだった！じゃあベッド起こしてもらってもいいか？」

「はいはい、仰せのままに」






すぐに電動ベッドの上半身を起こし、ついでにナースコールで看護師さんを呼ぶ。


タオルを水で濡らして世良ちゃんの顔を拭こうとすれば流石にそれくらい出来る！と少し赤くなった頰でタオルを奪われかけたが、世良ちゃんはすぐに顔をしかめた。





「っててて！！！」

「ほ〜れ言わんこっちゃない！怪我人は大人しく世話されなさい」

「うぅ〜……分かったよ、A姉…………」

「はいはい、目ェ瞑って〜〜」





そこからは少し恥ずかしそうにキュッと口を結んだ世良ちゃんの顔を拭いてあげたり、飛んできたナースさんが世良ちゃんの診察をしているのを横で待ったり。


ああ、あと世良ちゃんに朝ごはんをあ〜んしました。役得。



ひと息ついたところで蘭ちゃんや園子お嬢様、コナンくんにも連絡を入れて彼らがやってくるまで真純とお喋り。






「コナンくんは無事だった？」

「真澄が身を呈して守ったんだからね、今一生懸命犯人を追ってる」

「そうか、良かった…………」









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