【名探偵コナン】喫茶ポアロの休憩室

▼mission:エリートのおっさん達 ページ6

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▽mission176、少しだけ後のお話

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「…………風見、俺はおっさんか？」

「はい？」






潜入捜査中の上司との定期報告会(と言っても顔を合わせる訳でなく背中合わせに会話するもの)で、ある程度の報告を終えた風見裕也はいつになく深刻な上司の声に思わず素っ頓狂な声を発した。






「……ど、…どうしたんですか突然…………」

「いやすまん、俺ももうおっさんなのかと思って…………」

「降谷さんがおっさんなら私はもっとおっさんですね」

「風見」

「は、はい？？？」

「俺が相対的評価を聞きたい訳じゃないのは分かるな？風見はおっさんだが俺はどうなのかが聞きたいんだ」

「え、えぇ……？？？」

「俺としては30を超えていなければまだ若者のつもりだったし、そもそも大方の組織での出世においては40代に差し掛かっていてもまだ若いくらいだだろう？20代など年齢的にはひよっ子に等しい」

「…………おっさんだと言われたんですね」

「………………」

「わ、若者からすればおっさんなのかもしれませんが世間的に見れば降谷さんはまだまだお若いですよ」

「………………普段から事ある毎にアラサー扱いなんだ………………」

「あぁ〜〜…………………………」







18歳なんかまだピヨちゃんですらないくせに…………と呟いた背後の上司へ掛ける言葉の見つからない部下は曖昧に笑い、その苦笑は街の喧騒に溶けて消えた。









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