【名探偵コナン】東大生、必死だってさ。3

▽mission107 ページ13

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なんということでしょう。



弟が犯罪と戦う世界に一歩踏み入れていた。




しかも他に優秀な生徒もいっぱいいたであろうその部活のセミナーとやらで、公務員の方がたかが高校生を直接誘ったいうことは我が弟は相当に見込みがあるということだろう。



頭が良いのは知っていたがここまでだとは思ってなかった。どうしよう。頑張れ。





「…………弟よ」

「なんなんさっきから…………」

「死ぬなよ」

「勝手に殺すな」






一気に重くなった足を引きずってなんとか帰宅し、速攻でシャワーを浴びる。


二つの盗聴器が仕掛けられた服は風呂に沈めた。母さんに怒られた。知らん知らん。




帰路で話した内容は別に盗聴されてなんら問題はないはずだし、とぼんやり考えながら湯船に浸かって気付いた。




コナンくんと安室さんが私に関わる基本スタイルは、私への疑念だ。



疑わしいと思っている相手の弟が優秀だったら？




「ワァ〜〜〜〜………………世界が私に辛辣………………」





今まで不器用にもなんとか誤魔化してきたことが、深読みされまくって全て仕組まれた演技だと疑われるかもしれない。



今頃コナンくんが、あの時バーボンに仕掛けようとした盗聴器を阻止されたのは……まさか……！！？！？とかやってる可能性もある。



安室さんは………………わからん。そもそもなんで盗聴器仕掛けようと思ったんだあの人。





湯船から立ち上る湯気を眺めながらごちゃごちゃと考え、パンクしそうになって頭を抱える。







「ダァ〜〜〜〜めんどくせ！！！！！！！なんでこんなことになったんだメンッッッッドクセ！！！！！！！！！！ここは平和なぬるま湯ジャパンじゃないのか！！！！！！！！！！」

「Aうるさい！！！！！！！」

「サッッッセン！！！！！！！！！」







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