コード・ブルー【〜大切な少女〜】 after that story 5

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スタッフステーションにいると



「え!?不倫はダメだよ！」



不倫？！ めぐちゃん、朝からすごいことをおっきな声で・・・。



めぐちゃんの大きな声が廊下に響き、近くを歩いていたスタッフがチラ見するのが見えた。



「バカ！あんたの声無駄に通るね。

・・・だから、"友達"の話だからね？」


「ちょっと気になる男性に奥さんがいたって、それ言い方軽くしてるだけだと思うな。」



話の内容にフェロー達が聞き耳を立てる。



「キッパリあきらめるべきだね。

不倫は不倫なんだからね！」



「あーあー、うん、わかった。

友達に伝えとくわ！」


「はぁー、わかってない。」




その後、準備の為にフェローたちと初療室に入ると、さっそくフェローたちは噂話を始めた。



「緋山先生不倫相手、やっぱ医者かな。
何科だろ」


「医者はないんじゃない？

病院内は避けるよ、普通」



と灰谷先生が横峯先生に返す。



まぁ、確かにね。



「でも、そうそう出会いもないしさ、身近なとこでいくとやっぱ医者かナースかってことになるだろ？」



と颯ちゃんが反論すると颯ちゃんの言葉に横峯先生がハッとなる。



「ごめんね、私あなたたちとそういうことなるつもりないから。」


「はぁ？」


「私、仕事とプライベートは分けたい人なの。
だから、そういう目で見ないでね。ごめんね」



と言い残し横峯先生は逃げるように初療室を出ていった。



「・・・ごめんねって・・・みてねえっつうの。なぁ？」



しかし、灰谷先生は少しがっかりしたような顔をしている。



「え・・・見てた？」



『見てたの？』



それに対して灰谷先生はブンブンと大きく首を振るのだった。

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