柱の少女は、狙われ体質。弐

陸拾壱 ページ13

時透「麗様？それ誰？お前、何言ってんの？AはAだよ。」


『無一郎くんの言う通り、生憎私は前世の記憶なんざ持ち合わせていないのに……。』








下弦の参「うるせぇ！これはあの御方の命令だ！お前の意思は関係ねぇ！」

十二鬼月は揃いも揃って自分勝手な思想の奴ばかりだ。流石に嫌気がさす。

下弦の肆「そうよ！この命令をやり遂げられなければ、私達はあの御方にとって存在意味がなくなってしまうわ。これだけ血を分けてもらったんだもの…何がなんでも貴方を連れていく！」








『やだね、お前達の思い通りになんてならない。自分の道は自分で決めるもん。』

時透「ごちゃごちゃとうるさいなぁ……ねぇA、さっさと殺そうよ。霞の呼吸 肆の型 移流斬り」









下弦の参「生意気な餓鬼め！貴様は邪魔なんじゃ！血鬼術 巌流岩！」

下弦の参は地面に思い切り拳を突き立てると、そう叫んだ。

すると、彼の半径10メートルほどの地面が割れ、崩れ、鋭くとがった岩がボコボコと勢いよく出現した。







『うわっ！何これ、地面が……』

下弦の参は無一郎くんに攻撃したから、私とはそこそこ距離が離れていた。

それにも関わらず、私の立っている地面も大きく波打ち変形して足場が不安定になってしまった。




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大正コソコソ噂話！ではないですけど、ちょっと補足です。


ここで出てくる下弦の壱、弐、参、肆は、原作では登場していない、完全オリキャラで、累も魘夢も倒した後で再結成された全く新しい下弦です。

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