柱の少女は、狙われ体質。

拾捌 ページ19

炭治郎side続きます。




炭治郎「あの、どういう意味ですか……？」



『んー？なんでもないよ。それより禰豆子ちゃん、とっても可愛いね！』



炭治郎「…？」






疑問を残したままだったが、


しのぶさんがAさんの名前を呼んでいる。






『はーい』



しのぶ「ここにいましたか。Aそこは病室です。寝たいのなら別の部屋を案内しますよ」




しのぶさんは怒っている……のとは少し違うか。呆れている、のに加えて心配しているというのが正しい気がする。









『えへへ、ごめん。えーと、昼過ぎには任務に出るからあと3時間だけ寝させて！』






しのぶ「昼過ぎですか？3日間寝てないんですよね？」





三日間寝てない？柱って凄い人だけど、やっぱり忙しいんだな。

目の下にくまがある。







『そうだけど、私の担当区域の鬼の出現度が心無しか最近高くって……。雑魚鬼だし、大したことないけどね。

まぁ、次の任務には実弥もいるから大丈夫だよ。』



そう言って彼女は笑う。






しのぶさんも思っていたより彼女がハードなスケジュールであったためか心配している。



しのぶさんがこれほどまで心を開いている人を見るのは初めてだ。










「部屋に案内しますよ。着いてきて下さい。

しかし……不死川さんがいるのなら、もう少し長くこの屋敷にいても大丈夫ではありませんか？」



『ありがとう、でも大丈夫！』









彼女の本音は分からない。

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