制裁をする2人【2】

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優太「ふぅぅえ〜いっ！
楽しかったなぁ！」



「だね〜」




時刻は20時



私と優太のデートは普通のデートではなかった


もともと普通の人並のデートにしたいという要望は私たちにはあった



でもやっぱり慣れないものはしょうがない






映画館で映画を見てたけど2人とも爆睡してしまっておまけに優太は寝言がひどかったようで


映画が終わっても私たちはしばらく起きなく映画館のスタッフの人が起こしてくれた



映画の内容なんてまるっきり知らない



主人公はなんでヒーローになったのか



恋人とはどうなったのか



何が起こってどうなったのか



全く分からなかった




・





ある服屋さんに入った際、服が安すぎて欲しい服をたくさん手に取った



優太の両手と私の両手は服でいっぱいで店員さんがすごく驚いていた



音からブラックカードが使えない店もあると聞いていたから現金も持っていったけど15万しか使わなかった




優太も帽子やらなんやらで気に入ったものがあったらしく同じ帽子を10個買ってた





・






全てのことにおいて思い出に残った




私たちらしいデートだな







優太「おーい聞こえてる？」




「え？なに？」




優太「聞いてなかったのかよ〜」




「聞いてなかった」




優太「真顔で言わないで？傷つく...」




「聞いてなかった！」




優太「そんな笑顔で言われても傷つく...」




「もう！なに？」




優太「今度はちゃんと聞いとけよ？」




「はいはい」




優太「Aって何カップ？」




「...は？」




優太「サイズ！！教えて！！」




「...は？」




優太「教えてよ〜ねぇお願い？」




「いやなんのため？」




優太「ん〜俺のため？」




「どこが優太のためになんの...？」




優太「熱い夜を過ごす時に...ね！」




「は...はぁっ！？」




優太「だーかーらっ！教えて！」





「ちょ...ちょっとまって...頭が...」




整理しましょう



A何カップ？
↓
なんのために知る必要がある？
↓
優太との熱い夜を過ごす時に必要(？)
↓
熱い夜とは？






「ゆ、優太？」



優太「ん？」



「あの...あ、熱い夜っていうのは...」



優太「え？意味分からないの？」




「なんとなくは想像ついてるよ？けど多分それじゃないはずって信じたいかなぁ」




優太「なんで？」





優太が読めない

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