制裁をする2人【2】

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Aside







私の目に映るもの




愛莉「タコパ！！！」



小さなテーブルの上にはたこ焼き器



紺野「みーたんったらさぁ〜またどっかいってさぁ〜」



新婚さんの紺野さん




音「もう神楽木LINEしつこい...」



彼氏からのLINEに困る音




そして...





めぐみ「この前は食べれなかったから楽しみだなぁ〜！」



最近学校に全くと言っていいほど来ない西留めぐみ






紺野「いや〜めぐりんがうちに来るなんて夢見たい♡」



愛莉「A〜」



愛莉は西留めぐみのことを完全無視


もう口出しするのがめんどくさいんだろうね



「愛莉が空腹で倒れる前にたこ焼き作らないとね」



愛莉「もう愛莉無理〜早く作って！

あ！でもタコ入れるのは愛莉ね！」



タコが入っているタッパーを持ちニコニコしている




紺野さんが生地を入れ始め女子トークが盛り上がってきた頃西留めぐみが口を開けた





めぐみ「Aさん！優太くんとはどうですか！」



「へっ...？」



めぐみ「順調ですか？」



愛莉「タコいれまーす」



音「ねぇA？めぐりん頑張って喋ってくれてるんだから答えてあげれば？」



あれから音の西留めぐみに対する態度が変わった



紺野「優太っちとこの前コンビニの前で新発売のアイス食べてたよね」



音「それ私も見ました！」



めぐみ「順調か〜」



紺野「てかさ、めぐりんとAっちなんか堅くない〜？敬語だし、あれ、Aっちってめぐりんのことなんて呼んでるっけ？」



「に、西留めぐみ...」



めぐみ「フルネームですかw」



愛莉「ひっくり返して〜」



音「はいはい」



紺野「今回のタコパという名の女子会を機にタメ口にしたら？あと呼び方も変えてさ」



めぐみ「いいですね！！」



紺野「まずは敬語禁止タメ口ね」



めぐみ「よろしくね！A...ちゃん！」



なんだこれは



紺野さんの勢いに飲まれてなんか友達になりましょうみたいな空気になってる



「よろしく...西留」



めぐみ「え？西留？」



紺野「ちょいちょいAっち！なんで苗字呼び？

晴っちじゃないんだからさぁ〜下の名前呼ぼうよ、ね？」



「やだ」



愛莉「あーもう食べてい？」



音「お先にどうぞ」



愛莉と音はたこ焼きを作っていて助けてくれない




紺野「めぐりんって呼んでみな？」




紺野さんの声は優しいから押しに押されて言ってみた





「...めぐりん」

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