制裁をする2人【2】

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やっと終わったと思ってたのに...



一緒に帰れると思ってたのに...



なんで...？



「優太、行こ」



優太「おう」



短い会話だけでも私は不安になってしまう



婚約者だから？ううん、違う



優太くんのことが好きだから



初めてあったあの日、ゲームのセリフを言ってくれたあの瞬間



私の心は掴まれてしまった




だから不安




めぐみ「家帰ったら連絡して？」



優太「...わかった」



疲れてるからなのか、それともほかに何かあるのか分からないけど元気がなかった優太くん



優太くんの隣にAさん





愛莉「...2人が並んでるの久しぶりに見たなぁ...」



晴「なんか懐かしいな」



海斗「あの頃は呆れるほど楽しそうだったのにな」



一茶「変わっちゃったね」



杉丸「変わらることは簡単にできる」



音「...Aに笑ってほしいな」



愛莉「音？」



音「Aね、私たちといる時無理して笑ってる

心は笑いたくても体がうまく動かないのかな」



C5と音の会話は理解できない部分が多かった



なんでAさんは無理して笑うようになったの？



なんで2人は離れちゃったの？



今は楽しそうじゃないの？



すぐ隣にいるみんなに聞きたい



でも私には踏み入っちゃ行けないような気がして




めぐみ「...私、帰りますね」



一茶「気をつけてね」



一茶さんだけが優しく声をかけてくれた


他のみんなはわたしを見るだけ



愛莉「...あんたのせい...((ﾎﾞｿｯ」



愛莉さんの声は聞こえなかった



音「迎えは？」



後から聞こえる音の声



私は振り向くことなく



めぐみ「今日は歩いて帰りたい気分なの！」



元気な声で言ってみせた



でも顔は涙で濡れていた



優太くんのそばにいたい



優太くんから離れたくない



今週デートにでも誘おうかな



なんか手料理でも届けようかな









・









その晩、優太くんから連絡がくることはなかった

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