制裁をする2人【2】

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Aside



「伊佐、出かけるじゅん... 伊佐「だめです」」



体調は悪くないし学校に行けるのに念の為、と1日休むことに



「元気なのに暇なんだもん！！」



伊佐「念の為ですよ
それに晴様も今日は"念の為"ということでお休みしているんですよ？？」



「晴はどうせ壁登ってんでしょ」



伊佐「壁...そうですねw」



「あ！晴とビデオ通話しよっかな！」



伊佐「家の中て無理せずお好きに過ごしてください

私はいつでも駆けつけますので」



「ありがとう、伊佐」



伊佐「いえ、では失礼します」






大きな部屋で1人




この前までここにたくさんの人が来てくれてたと思うと寂しく感じた






「はーるーとー！」



『よ！お前も休んでるんだってな』



「元気なのにさ〜？念の為ーって」



『俺もだ、小林がうるさくてな』



「あははw小林さん過保護だもんねw」



『お前のとこの伊佐さんもだろw』



「まぁねw」



『あ...』



「なぁに？」



『俺、お前に言わなきゃいけないことがある』



「どうしたの？」



『実は昨日な...Aが倒れたあと優太に言っちまったんだ』





画面の向こうの晴は俯きながら私に話した



優太に私の前に現れるなと言ったこと



ブラックジャケットを脱げと言ったこと



C5サロンへの立ち入りも禁止したこと



全て話した晴は気まづそうに私を見た




「晴...」



晴「Aの気持ちも考えずに、ごめん」



「...晴が謝ることは無いよ

むしろ好都合

私これから先優太といるの多分耐えられないし

前みたいにできても優太の隣には西留めぐみがいるし...

なんならもう関わらない方が楽」



晴「Aはこの先優太以外を好きになることはないと思う

ずっとずっと優太を想い続ける」



「...なんでだろうね

自分から離れて結果自分をつらくして...これでいいはずなのに優太が心の中から離れないの...」



晴「AはAのしたいようにすればいい

結果どうであれ俺がそばにいる

それに江戸川だっている

だから我慢せずにやりたいようにやれ」



「うん」



晴「制裁も1人でやるんだろ？」



「うん、でも音が力になってくれるって」



晴「そうか」



「ねぇ今度遊園地行こうよ」



晴「は？w」



「私と晴と...音と3人で！」



晴「男1人かよ」



「音と距離を縮めるチャンスだよ？」



晴「...しょうがねぇな」

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