制裁をする2人【2】

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Aside




「君園です！聞こえますか？？」



『...A、さん...？』



「そう！A！ちょっと目見るね」



...危ない




「名前は？」



『波野...うみかです...』



「波野さんね！わかった...」



『...いたっ』



頭部外傷か...



体も確認する




「骨髄骨折もなし、頭だけか」




頭のこととなると藍沢先生が来るのを待つしかない...



「すいません！この患者は頭部外傷がありかなり危険な状態です！藍沢先生に任せるのでそれまで様子を見ていてください！」



救急「わかりました！」









・








《A、ヘリもうつくらしいから外出て説明して》



私たちが先に処置をしている分白石先生達に状況を説明しなければスムーズにできない




「わかった」




私は外に出る





少し遠いところからヘリの音が聞こえた








愛莉「A！」




「愛莉」




愛莉「大丈夫なの！？」



「私は大丈夫」




気付けば外にいる生徒はC5と音と西留めぐみだけだった




めぐみ「...」



「優太なら大丈夫だから」



7人を目の前に軽傷者が次々と運ばれてくる




晴「大丈夫なのかよ...これ」









白石「A先生！！」





音「先生？」





「白石先生！！」



白石「お待たせ...どんな状況？」



「私と優太で対応してレスキューと救急の人には確認をしてもらってます

このブルーシートの患者はみんな軽傷者で動ける人です、ですが急変することも考えられます

中ではまだ救助活動と重傷者の処置をしています

B組の教室には頭部外傷の女子生徒がいますがかなり複雑だったので藍沢先生に頼むことにしました

他には落下物に挟まれている生徒や出血のある生徒などたくさんいます

完全に把握できていないので...」



白石「わかった、ありがとう、頑張ったね

私と冴島さんは中に向かう

藍沢先生たちも来るから私から伝えておく

灰谷先生は軽傷者の対応をして」



灰谷「はいっ...」



白石「もしなにかあったらA先生呼んで」


灰谷「わかりましたっ」



白石「A先生は玄関に近いフロアからお願い」



「わかりました」









晴「...」



この時晴達はAの見たことない姿に目が離せなかった







「晴達は迎えこないの？」



晴「お、俺らはC5だ
終わるまでここを離れられない」



「そっか
見たくないもの見ちゃうかもしれないけど」

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