制裁をする2人【2】

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Aside




放送が終わったあと海斗が迅速に動いてくれたみたいで晴達は私に何も聞かずに外に出た



私はある場所へ向かった





[医療室]






そこへ入り奥へ進む




いつもの場所に置いてある服と道具




そう、ここは病院から連絡が来た時に専用の服に着替える場所



先生達と繋がれるトランシーバーやライトや...




いつもここで着替えてる




上のスクラブはいつも制服の下に着てるから制服を脱ぐだけだ




靴もローファーから動きやすい靴に履き替える




みんなはまだ怪我人も出てないのに気が早くない？って思うだろうけど海斗からの連絡で避難しようとしない人がいるだの避難に遅れてる人がいるだのの情報が来たのだ




それに例の咲原くん




あの子が無事避難できたか分からない





さっきから学園内に音が響いている




きっと今日この学園は崩れる








ガチャ









優太「...」





優太...





「...私達も道具持って外に避難する

けどギリギリまで残っている人を避難するのを手伝おうと思う」




優太「...わかった」




優太も準備を始め私達を青いスクラブが包んでいた






「...」





ふいに見つめてしまった優太の背中






...ｸﾞﾗ






なぜか揺れて見える




...揺れてる？





「地震...」




震度4ぐらいの地震が起きた




優太「やばいな」




誰もがそう思うこの状況




学園が今にも崩れそうだというのに地震が来てこれは学園が崩れる確信に繋がった






私はとっさに海斗に電話した





「海斗、生徒を学園からできるだけ遠ざけて

もちろん周りの施設には近ずかないように

学園内に残っている人の情報は？

...わかった、よろしく」





オレンジ色のリュックに腕を通す





「把握してる限りで学園内に残っているのは16人

明確に分かっていることは私の放送をデマだと思ってる生徒、骨折していて避難が遅れている生徒、...そして持病がある生徒」



優太「...そうか

崩れるのも時間の問題だ

早く避難できる人から誘導しよう」



「...このリュックを開けないで済むことを願う」



優太「俺だって同じだよ」



「行こ」




私達は医療室から出て教室へ向かった

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