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続き ページ50

「本当に、それでいいの」



Aが確かめるように、これが最後だと言い聞かせるようにそう聞いた。



「いいんだ。君の言葉を借りるなら、これが私の”生き甲斐”だからね」



少しの沈黙の後、Aの口から声が漏れた。



「そう。そっか」



Aは眉を歪めて笑っていた。


Aは私から目を逸らし、そしてまた私を見据えた。



「じゃあ、最後にこれだけ。私の事愛してた?」



一瞬、息が詰まった。


目の前で顔を歪めて笑っているこの子をすぐさま抱きしめたい衝動に駆られる。


だが、ぐっと手を握りしめ、彼女から目を逸らして背を向けた。



「⋯⋯またいつかね」



私の言葉は、彼女への呪いになる。


そんなものは負担でしかない。


私は、臆病だ。


だから、最強にはなれない。









⋯⋯本当に愛してたよ。

私の短い人生で一番の女性だった。

楽しい時間をありがとう。







.





さよならだ、A。







.









.









.









.







「来たる12月24日!!日没と同時に!!我々は百鬼夜行を行う!!」

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作者名:もんて、 | 作成日時:2021年5月18日 15時

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