検索窓
今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:20,778 hit

After story ページ23

「本当にいいのか」



不味そうにミルクティを飲むAを遠くに見つめながら、硝子は隣にいる五条に話しかけた。



「んー?」


「アイツにお前の気持ち伝えなくて」



五条はポリポリと頭を掻く。



「んー、うん、いい」


「珍しいな。お前は誰かに遠慮して自分の気持ち隠すような奴じゃないだろ」


「”誰か”じゃなくて”傑”だからねぇ。僕ってばその辺繊細なんだよね。それに、アイツの中には今でも傑しかいないよ」



五条の髪が風で揺れる。



「ふぅん」


「あ、たいして興味無いって顔だね」


「うるさいな、早く行けよ」



硝子はくるりと背を向け、来た道を戻っていった。


五条は空を見上げた。


頬をきらりとしたものが伝う。


それを拭うと包帯を巻き直し、乙骨や真希、狗巻、パンダ⋯⋯愛する生徒たちの元へ向かった。





(end)

作者後書き_1→←71



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もんて、 | 作成日時:2021年5月18日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。