わたしのパパはせかいいち！2【花江夏樹】

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貴方「いぇすうぃーあーとぉぐなぁる！ほらぱーてぃーぴぃーぽぉー！」

花江「鳴り出せば始まる」

貴方.花江「今宵のショウタイム！」









パパと一緒に歌いながら連れて行ってくれるという場所へ向かっているとふと違和感を感じた
それと同時になんだか嫌な予感がした









貴方「パパ…A帰る！」

花江「えっ、どうして？」

貴方「帰るのぉ！！」

花江「あちゃ〜…気づかれたか」









帰ると叫んでもパパが家に戻る様子は無くついに見覚えのある大きな白い建物が見えた









花江「さっ、行くぞ〜」

貴方「やあ〜！！！行かない〜！！！」

花江「大丈夫、すぐ終わるから！」

貴方「やだやだ病院はやだ〜！！」









そう、パパが言ってたお出かけとは病院の事だったんだ。
病院嫌い！怖い！


車から降りたくなくて泣きながら椅子に掴まったけど簡単に剥ぎ取られてしまった
そして逃げられないように担がれてそのまま病院の中へ連れていかれた









貴方「やだやだやだ！！！帰る〜！！」

花江「ちょっとお注射するだけだから！」

貴方「や！！」

花江「すぐ終わるから大丈夫！」









パパの腕の中でジタバタしていると部屋の中に通されて目の前にはニコニコと笑う先生がいた









「こんにちは〜！すぐ終わるからね〜」

貴方「やぁぁぁああ！！！お注射は嫌！」

「大丈夫、痛くないからね」

貴方「ヒィッ」









先生の手にはキラリと針が光っている注射が見えた









貴方「怖いよぉ〜！！！パパぁ〜！」

花江「頑張れA！」

貴方「わぁぁぁぁぁあああん！！！」

「大丈夫よ、ちょっとチクッとするだけだからね」









大泣きする私を見ても先生は慣れているのか躊躇いもなく針を腕に刺した
それを見て目をギュッと瞑ったけど一瞬ブスッとした感覚がして目を開けた
目を開けるともう腕に針は刺さっておらず先生が目の前でニコニコと笑っていた









「はい終わり！」

貴方「もう終わり…？」

「よく出来ました！」

貴方「うっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁああん！！！」









ちょっと痛かったけど無事に終わった事の安心からまた大粒の涙が溢れ出した









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