雨の降る街で ページ1
私は赤い傘をさして、ひとつの店に、立ち寄った。
あぁ、私の故郷とは大違いだなぁ。
そんなどうでもいいことを考えていると、この店ののれんが上がっていた。
………「お登勢」か……私は傘をしまってその店で少し飲むことにした。
店内はとても静かだった。
明るい電気が少し眩しく、カウンターが幾つか空いていたので男の人の隣に座ることにした。
…………いいお店だなぁ。
あぁ、いけない。注文しなきゃ。
『えっと、たくわんとご飯大盛りをください！後、追加で麦茶をください！』
「はいよ」
すると隣の男性が私に話しかけてきた。
わぁ、酒臭い…………
「たくわんとご飯大盛り？けっ、しけた飯注文してんなぁ……おかずがたくわんって、どっかのクソガキじゃああるまいし」
『…………たくわん……』
昔の情景が頭をよぎった。もしかしたら、この人は地球へやってきた私の妹を……知っているかも？
だけどこの人は酔っ払っている。
聞いても分からないかもしれない。だが聞いてみる価値はありそうだ。
私は男性に話しかけようと、手を伸ばした。
『そのクソガキって人は、夜兎族の子ですか？』
「ん……アンタ、なんで知って…………」
すると銀髪の男性の動きがぴたりと止まった。
？
どうしたのだろう…………何かおかしいことを言っただろうか。
『……あの、どうかされました？』
「………………あぁ、いいや、大丈夫だ。だけどよ、なんでソイツのこと知ってんだ？」
男性はビールを喉に流し込み、私の方をじっと見て質問した。相変わらず酒臭いよぉ……こっちまで酔っ払ってしまいそうだ。
『……神楽の姉のAです。……銀髪のお侍さん。少しお話し、よろしいでしょうか』
私はたくわんとご飯大盛りを頬張りながら、神楽を知っているこのお侍さんとの話を願った。
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こいずみ(プロフ) - 頑張ってください。応援します！さん» ありがとうございます……！………こ、コメントと名前逆さまじゃwww可愛い、おっちょこちょいってやつですかww！ま、私もドジっ子ですけどね(つまらないネタ) (2019年12月13日 21時) (
レス) id: 4059712eb5 (このIDを非表示/違反報告)
頑張ってください。応援します！ - レッドシャーク (2019年12月13日 20時) (レス) id: 087e43d463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こいずみ | 作成日時：2019年12月12日 17時
