15歳の子�� ページ26
「早速車見つけたぜ〜〜。オレは小さくなって尾行するけどアンタはどうすんだ？」
『透明になる魔法で追跡します』
こんっと地面に杖をたたき、私は透明になった。それを見たホルマジオが笑って彼も小さくなった。
「オレは座敷のところ行くから。アンタはそこらに座っていてくれ！」
『えぇ。わかりました……イザベラ。貴方はどこかへ隠れていなさい』
《うん》
…………………だれかやってきた。あれは？私は写真を見る。……………ナランチャ？ナランチャ・ギルガ……ブチャラティのところの部下だね。でもなんで買い物なんか………………
『(やはり、こいつらトリッシュを匿って……？)』
車が走り出す。17歳にしちゃあまぁ、イイ運転じゃないの？…………何考えてんの私。
「でもっかしいな〜絶対組織の裏切り者が追尾してるハズなんだけどよ〜」
そうか！だからさっきからここをグルグルしているのか……すると車は停車してナランチャは車から出て辺りを警戒する。
『(今です！ホルマジオ！)』
魔法でホルマジオに伝えて姿をあらわす。それと同時に私とイザベラも席に座る。
『ナランチャさんですか？』
「！」
ばっと後ろを振り向く彼。ナイフ…………………少し危険だな。ホルマジオが「この車誰の？」とかそんなくだらない話をしている……やれやれ。ここで止めるしかないようだね。
「なんで幹部の葬式にお前ら姿現さないんだよッ！全部喋ってもらうぜ〜〜ナランチャァッ！！『とにかく！私たちは裏切り者です！トリッシュを奪うため、貴方を倒します』
やばい。ホルマジオとセリフが合っちゃった。私はなんだか情けなくなってホルマジオのことを睨みつける。
『なんで私の決め台詞の上からかぶせるんですかーッ！』
「う、うるせぇなッ！そっちこそだろ！？」
「(なんだコイツら……………)」
《敵に呆れられちゃあオレも何もできない……》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
