推しを絶対死なせたくないオタクの話【 鬼滅の刃 】

参話 ドアップで見ていい顔じゃないってば ページ3

.




尾行を続けて数分....なんだかどんどん森の方へ行ってる気がする....

蝶屋敷ってこんな森の奥だったか....?原作であんま周りの描写ないしなあ...


なんて呑気に思っていると...

.



「こんにちは」



.

いきなり背後から声がしてきた。


恐る恐る後ろを振り向くと....




「しっ...」のぶさん!?!



えっ!?!?唐突の推しは心臓にわるいよ!?!



危ない..しかも名前を声に出すところだった...



てかなんで!?さっきまで前にいたはずなのに?!



しのぶさんは振り向いた私の目の前でにこりと笑って見せた。


ｳｯ美しい.....眩しすぎる.....




「先程からずっと私たちの後をつけていらっしゃいますが、何か御用でしょうか?」




しのぶさんは可愛らしく笑って言った。




ば...バレてたんや....(今更)流石鬼殺隊の柱...危機察知能力馬鹿みたいに高そう...(侮辱じゃないよ...))


取り敢えずさっきからずっと考えてた設定で言い訳しないと......



そう思っても信じられないくらい頭が真っ白で考えてた事全部大昔のことみたいに思い出せない。




いざとなると、人ってほんとに慌てちゃうもんなんだなあ


いつもならよく回る口が今は固まって中々声が出ない。

肆話 守りたいひと→←弐話 お美しや推し様

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す