29. 暴走マシーン ページ30
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『ていうか、食べないの？』
「生クリームがちょっとな…」
『え、でも来たいって言ったのそっちだし、この山盛り生クリームが売りなのに？』
「…うっせ、黙って食え」
あれ？ なんか、おかしくない？
店買い取れるならひとりでも来れるし、
女の子に着いてきてほしいならＣ５の子に頼めばいいだけだし、
…もしかして、
『ねえ、』
「なんだ？ お代わりか？」
『じゃなくて……なんで婚約破棄しないの？』
「あっちッ！…あちッ」
そう聞いた瞬間、窓際の席でホットコーヒーを飲もうとしていた神楽木が火傷をした。
これは、動揺してる…？
『だって婚約破棄すれば、私に脅されないで済むのに』
「俺のこと脅しといてよく言うぜ」
『じゃあ、何？ 私のこと昔から嫌いなくせに、なんで私にかまうの？』
「そ、それは…」
怪しい…、やっぱりなんか隠してる。
「つ、つーか！ なんで馳は名前で呼んでんのに、俺は“あんた”とか“そっち”なんだよっ」
『え、いま話そらした？』
「俺は、神楽木 賢人様だぞ！ ちゃんと名前で呼べ！」
『絶対やだ』
「はぁ！？」
『そっちだって、お前お前お前って偉そうでムカつく！』
「は、花沢って呼び捨てできっかよ！ んなことしたら花沢さんに怒られんだろーが」
『はぁ？ 私、花沢ですけどっ』
…なにこれ。なんで神楽木と話し始めるとこうなるんだろ。
でも天馬くんがもうひとりの婚約者だってことは、バレてないみたい。
『…とにかく、私のことはもう放っといて』
「べ、別にかまってねえし」
『私、英徳にいたいの。他の学校じゃ、どうしてもダメなの』
さっきはつい、自分は花沢だって言ったけど。本当は、違う。
お祖母様の遺言どおり、英徳を卒業しなければあの家にはいられない…ただの、
なんにも持ってない、ひとりぼっちの人間だから。
「……さすがだ、」
『え？』
「さすが花沢さんの妹だぜ！」
『はい…？』
「英徳にいたい理由、Ｆ４だろ？」
立ち上がって目の前に座ったかと思えば、目をキラキラさせてひとりで興奮してる。
…全然、ついてけない。
気づけばまた私は神楽木に腕を引っぱられ、なぜか…、
道明寺邸の前にいた。
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I(プロフ) - さくらさん» 「晴」と設定してお読みいただけますでしょうか？(>_<)よろしくお願いいたします。 (2018年6月14日 12時) (
レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます。こちらは説明文にも記載してあるのですが、山��賢人くんver.としてお楽しみいただけるようにしています。ですが、ドラマ通りお読みいただくことも可能にしているので、お手数ですが、お名前設定の下にある登場人物設定から (2018年6月14日 12時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - あのー、神楽木晴人ですよ？名前。賢人じゃないです (2018年6月14日 3時) (レス) id: 24a23918d3 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 美紀さん» 美紀さんありがとうございます！！嬉しすぎてニヤニヤしすぎて涙がでました…。楽しんでいただけるよう更新がんばります！ (2018年5月23日 17時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 花のち晴れ大好きですこの小説最高です (2018年5月23日 17時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2018年5月14日 17時
