03. 一度きりの出会い ページ3
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さっきのことを思い出すたび、ぼーっとしてしまう。
挨拶で会場を回ってるあいだも、頭から離れなかった。
火照った頬を冷ますように、こっそりと会場の外へと抜けだす。
天馬くんは、私の…初恋のひと。
お祖母様の親友の孫だった天馬くんとは、小さい頃からいつも一緒だった。
だけど、美代子さんが亡くなって半年後……私は留学でＮＹへ行き、天馬くんをひとりぼっちにした。
だからもう、こんな私を許してくれない。そう思ってたのに…。
天馬くんはどうして、私に会いにきてくれたの？
なんて考えていたせいで、後ろから来た人に気づかず、すれ違いざまに肩がぶつかった。
驚いてぶつかった方を向くと、二重のパッチリ目が同じく驚いたようにこっちをじーっと見てくる。
な、なに…？
『すみません…あの、』
「ま、まぁいい。今日は大目に見てやる。俺は慈悲深いからな」
『はい…？』
「小林、行くぞ！」
「ぼ、坊っちゃん！ お待ちくださいっ」
ぶつかった男性が早足で大きく叫ぶと、年配の男性が追いかけるように走っていく。
慌ただしく去っていった２つの背中を見つめる。
『なに、あの人…』
そっちがぶつかってきたのに、大目に見てやるってなんであんな偉そうなの？
はぁ……そろそろ戻らなきゃ。
まだ少しだけ残る嫌な気持ちを押しこめるように、会場へと戻る足を進める。
…もう会うことはない、そう言い聞かせながら。
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I(プロフ) - さくらさん» 「晴」と設定してお読みいただけますでしょうか？(>_<)よろしくお願いいたします。 (2018年6月14日 12時) (
レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - さくらさん» さくらさん、コメントありがとうございます。こちらは説明文にも記載してあるのですが、山��賢人くんver.としてお楽しみいただけるようにしています。ですが、ドラマ通りお読みいただくことも可能にしているので、お手数ですが、お名前設定の下にある登場人物設定から (2018年6月14日 12時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - あのー、神楽木晴人ですよ？名前。賢人じゃないです (2018年6月14日 3時) (レス) id: 24a23918d3 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 美紀さん» 美紀さんありがとうございます！！嬉しすぎてニヤニヤしすぎて涙がでました…。楽しんでいただけるよう更新がんばります！ (2018年5月23日 17時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 花のち晴れ大好きですこの小説最高です (2018年5月23日 17時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2018年5月14日 17時
