75. カワイイは俺を倒せる ページ31
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あいつらに置いてけぼりにされた俺は、ビル前のベンチで寝転がりながら時間をつぶしていた。
「お・ま・た・せ〜！」
『……お待たせすぎだろう！…がっ…』
「……そんな見られたら、恥ずかしいんですけど」
や、やべえ…。か、か、…可愛すぎる。
愛莉とやって来たAは、刺繍入りの白のロングワンピースに着替えていた。
あの誕生日パーティーに着ていた、ドレス姿を思い出す。
『似合ってるなんてもんじゃねえ……最っ高だ、』
「神楽木に喜んでほしくて…、選んだの」
『A…』
こいつの頬に触れて顔を近づける。
そして、俺たちはキスを……
「やっぱり、変……？」
『ハッ………んなわけねえだろ。そ、その、……悪くねえよ』
「悪くねえ、は賢人の最大級の褒め言葉だから」
『あ〜、やっぱり。もんじゃのときも…』
「うっせえ！ 解説すんなっ」
やべえ…、ついまた妄想しちまった。
しかも、こいつに照れ隠ししてたのバレてたのかよ…。
「素直に可愛い、って言えばいいのに。ね？」
「愛莉ちゃん、もういいから…」
『そう。俺はもう腹と背中がくっつきそうだっつーの！』
「じゃあ、行こっ？ レストラン予約してあるから」
そう言って、愛莉が先にビルへと入って行く。
『お、お前……普段はこういうの、着ないのか？』
「え？」
『だってパンケーキ行った日も、スカートじゃなかったろ…』
「あー、うん。学校で毎日スカートだから、私服ではパンツスタイルが多いかな」
『……ど、どっちも似合ってんな』
「え？ いまなんて言っ…」
『ほらっ、行くぞ！』
「ちょっ、待って！」
二人きりで話せんのが嬉しいのに、間近でいまのこいつを見てたら、ニヤけがまた止まらなくなりそうで。
俺は必死に隠して、愛莉の後を追った。
……可愛すぎんだろ。
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I(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん、ありがとうございます！！！…そんなそんなっ、読んでくださるだけでも有難いのにタメ語でお話するなんて恐れ多いです〜…((+_+)) (2018年5月31日 1時) (
レス) id: 408ad8cdff (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでと(^^♪作者さんタメでいいよ (2018年5月30日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 由良さん» 由良さん、お読みいただきありがとうございます！！たったいま更新したので、ぜひお楽しみください(*^-^*) (2018年5月29日 21時) (レス) id: 408ad8cdff (このIDを非表示/違反報告)
由良 - 更新楽しみにしてまーす！ (2018年5月29日 16時) (レス) id: 3c3c648279 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 蓮さん» いえいえっ、蓮さんの後押しがなければ書くことができなかった作品なので、蓮さんに読んでもらえて本当にうれしいですっ！！ たったいま更新したので、ニヤニヤしながら(できるかしら笑)お読みくださいっ☆ (2018年5月26日 17時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2018年5月22日 18時
