61. これからもよろしくね ページ16
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「寄付金5000万ですって〜」
お昼になってラウンジで昼食を食べていると、私の噂話が聞こえてきた。
昨日まで続いていた中傷や暴力は嘘のようになくなったけど、嫌味を言われるのは…やっぱりいい気はしない。
「関心しないなぁ…。一応言っとくね？ オレ、いじめとか嫌いだから」
「え、でもコイツは…」
「コイツ、なんて汚い言葉使ってると…ぶちゃくなっちゃうから要注意」
みんな仲良くね？
いきなり現れたＣ５の成宮一茶が、颯爽と去っていく。
一茶ガールズと呼ばれていた女子生徒たちが一瞬で、ご機嫌になった。
不思議に思い、慌てて後を追いかける。
『あの…、成宮くん？』
「一茶でいいよ、Aちゃん」
『え？』
「よかったね〜、事件のほうもただのデマだったみたいで」
『ぁ、…はい』
「あとさっきのは、うちのぶちゃいヤツが迷惑かけたお詫び」
そう言って、ウィンクをしてきた一茶くんの背中を見送る。
一茶くんの言っていたとおり、あの横領事件は無事に解決した。
花沢物産の元社員が会社を恨み、ニセの情報をリークしたことが昨日明らかになったそうだ。
株価も安定してきてるみたいだし、本当によかった…。
そう安心していると、音に名前を呼ばれた。
「Aちゃん、昨日は……ごめんなさいっ」
『音、顔あげて…？ 謝るのは私のほうだよ？』
はじめて会ったあの日のように、勢いよく頭を下げるからなつかしくて…余計に胸が痛む。
「ううん、違うの。私も、嘘ついてたから…」
『え…？』
「半年前にお父さんの会社が倒産して…、それで私、働いてて…」
『そっか…、話してくれてありがとう』
「Aちゃん？」
『何か理由があるって思ってたから……じゃあ、私もう行くね』
音から話しかけもらえて嬉しかった。
でも私といたら、音まで何か言われるかもしれない…。
そう思ってこの場から離れようとすると、大きな声でもういちど呼び止められた。
「待って！！！」
『……？』
「その、よかったら私と………友達に、なってくれませんか…？」
『………ぐすっ、…う、ん…っ』
泣き笑いして抱きしめ会ったこの日から、また始めよう。
あなたは私の、大事な大事な友達。
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I(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん、ありがとうございます！！！…そんなそんなっ、読んでくださるだけでも有難いのにタメ語でお話するなんて恐れ多いです〜…((+_+)) (2018年5月31日 1時) (
レス) id: 408ad8cdff (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでと(^^♪作者さんタメでいいよ (2018年5月30日 19時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 由良さん» 由良さん、お読みいただきありがとうございます！！たったいま更新したので、ぜひお楽しみください(*^-^*) (2018年5月29日 21時) (レス) id: 408ad8cdff (このIDを非表示/違反報告)
由良 - 更新楽しみにしてまーす！ (2018年5月29日 16時) (レス) id: 3c3c648279 (このIDを非表示/違反報告)
I(プロフ) - 蓮さん» いえいえっ、蓮さんの後押しがなければ書くことができなかった作品なので、蓮さんに読んでもらえて本当にうれしいですっ！！ たったいま更新したので、ニヤニヤしながら(できるかしら笑)お読みくださいっ☆ (2018年5月26日 17時) (レス) id: 020c5bbf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：I
| 作成日時：2018年5月22日 18時
