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「ん…」
うわぁ、変な時間に起きてしまった
いつもは6:30で伸び伸びと寝ているのに今日は 5:00に起きてしまった
早く起きたし、早く学校行こってそう思い玄関を開けた
「ぇ」
『おはよ』
「なんで」
『一緒に行こ』
「…」
いつまでも弱い私は誘われて嬉しいのに周りの目を気にして、怖くて足が動かないし感情だってうまく表せない
『昨日はマジでごめん』
「私こそ勝手に帰ってごめんなさい」
『何が不安か教えてくれない?』
「…」
『俺はAのこと守れるよ』
「でも…有岡くんと似合ってない」
『Aは自分が思っている以上に可愛いよ』
「それを思ってるのは有岡くんだけ」
どこまでも拗らせてる私
『この間Aが告白されてるの見て、俺のって知ってたらアイツも告白しないんだろうなってただの嫉妬なんだけどね』
「有岡くんも嫉妬するの…?」
『当たり前だろ』
「嬉しいな」
私は単純だと思う
こんなこと言われるともうどうでもいいやって思っちゃって一緒に登校するのも直ぐに了承した
いざ学校に着くと周りの目が怖くなって下を向いて、繋いでた手を離そうとした
でも有岡くんは
『前向いて、大丈夫だから』
って言って手をギュッと更に強く握った
「有岡くん」
『ん?』
「私ね」
『うん』
「大貴くんのこと好きだよ!」
『なっ』
「んふふ」
END
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ナコ(プロフ) - りこさん» はじめまして(^^)嬉しいコメントありがとございます! (2021年3月18日 0時) (レス) id: b62b29367c (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - はじめまして、ナコさんの書く短編集、サクッと読めて尚且つ内容が綺麗にまとまっているので好きです!これからも応援してます〜 (2021年3月13日 7時) (レス) id: 0f2ded4113 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナコ | 作成日時:2021年2月27日 18時