検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:247,724 hit

story8 ページ9

翌日、晴は校門のところで江戸川音を待ち伏せしていた。


海斗「あ、来た」

海斗が車を降りてすぐ、江戸川音を連れてきた。


音「あの、私…」

晴「親の会社が倒産してコンビニでアルバイトとはな。庶民どころか、貧乏人じゃねえか。俺は英徳を守らなきゃいけない」

晴「英徳に庶民は、いらない」


とその時、バイクのエンジン音と共に外から悲鳴が聞こえてきた。

海斗「晴、」

海斗に呼ばれ車を降りると、3人の男に女子生徒が絡まれていた。

『ねぇ、晴。守ってあげないの?英徳を守るって言ったのに。黙って指くわえてるだけなんて。昔の私のときみたいに自分ではなにもしないんだね。』

私は山中に学園まで送ってもらって出たら外が賑やかだった。
たしか初等部だった頃のお話。
私は先輩たちに絡まれていたのに、やめて!って言っても離してくれない先輩たち。晴は助けることも出来ずにただ見ていただけ。そのときに私を助けてくれたのが道明寺さんだった。


“大切なもの、好きなやつを守るためには、強くなるんだ”
そうまだ幼い晴に道明寺さんは言った。



『晴が行かないなら私が行く。
あんたたち!ちょっとやめなさいよ!』

「おっと!女の子1人増えたぞ。しかもめちゃめちゃかわいいじゃん。俺マジタイプだわ。俺のものにしようかな。ターゲット変更だ!俺たちの女にならない?とても可愛がってあげるからさ」

絡まれていた女子生徒を助けようと不良たちに向かっていったのにその女子生徒は離されたが私が捕まってしまった。

海斗「おい!晴!Aを助けないのか?」

俺は道明寺さんに言われた日のことを思い出した。
あのあとAは俺に抱きついてきた。
晴、なんで助けてくれなかったの。こわかったのに。って言ってた。

俺は同じ思いをあいつにさせたくないと思って勇気を振り絞った。

story9→←story7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
269人がお気に入り
設定タグ:花晴れ , 花のち晴れ , 神楽木晴   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ト音記号 - 面白かったです! season2も見ます! (2018年8月4日 9時) (レス) id: 3d84ac0722 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:cana | 作成日時:2018年7月11日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。