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父「A帰ってきたか!」
『パパ、ママ!私決めました。
倉持裕太さんとお見合いする!家族になります。』
兄「ちょ、本気で言ってるのか?」
『うん!もちろん!私荷物まとめてくる!パパ、ママ待っててね!』
父「Aありがとう」
兄「Aなに急いでるんだ?晴のことすきなはずなのに。」
これでいいんだ。
1週間の荷造りをし部屋を出ていこうとしたら金の豚が落ちた。
私はそれをカバンに入れてパパとママのところへ行った。
『おまたせー!準備できたしいこう!』
兄「なー山中。これでいいわけないよな。あいつ無理してる」
山中「そうですね。私も晴ぼっちゃんかと…」
『ちょっと服地味すぎたかな?どんな服がすきなのかな?なにがすきなのかな?』
ママ「大丈夫よ!Aちゃん綺麗よ。」
パパ「なんかテンション高いな?いいことあったのか?」
『そー?裕太さんと会うの楽しみなの!』
無理してないと泣きそうだったから。
晴ごめんね。
あのときの約束はもう守れない
お互い別々の人と幸せな家庭を作ろう
あなたのこと私忘れるために決めた決断。
もう無理しなくていいよ。
お互い幼い記憶から開放だよ。
晴にはメグリンが運命の人なんだよ
私には裕太さん。
この話いつしようかな。
びっくりするのかな?
ベッドの上でAとのアルバムを見ていたら、慌てた様子の小林の声が聞こえてきて。
扉が開くと、あの女が立っていた。
めぐみ「こんばんは、晴くん」
晴「なっ…」
小林「坊ちゃんに会うまでは、帰らないとおっしゃって…」
小林を部屋から追い出すと、俺に向き直す。
晴「どういうつもりだ?人ん家まで押しかけて」
めぐみ「晴くんの顔が見たくなったじゃ理由にならない?」
晴「さっさと帰れ、こっちはおふざけに付き合う気分じゃねえんだ」
めぐみ「じゃあどんな気分?」
晴「どんなって…」
どんな気分も何も、単純にAのことを考えていた。
あの喧嘩から学校に来ていない。
めぐみ「…やっぱりあの子のことで傷付いてるんだ」
晴「べ、別に傷付いてなんかねえよ」
めぐみ「はい!弱った心にはハグが一番!」
両手を広げて、まるで抱きついてこいと言わんばかりの女。
晴「ふざけんな!」
めぐみ「ふざけてないよ。
いつまでもそんな状態じゃ辛いでしょ。おいで?」
なんなんだこいつ。
いまはほっとけ
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ト音記号 - 面白かったです! season2も見ます! (2018年8月4日 9時) (レス) id: 3d84ac0722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cana | 作成日時:2018年7月11日 21時