story23 ページ22
翌日、私は体を壊した。
熱は微熱だけど体が怠くて仕方ない。
喉も痛い。
寝返りを打つと、サイドテーブルに置いてある晴から貰った金の豚が目に入った。
金の豚意味あるのかな。
山中「愛莉お嬢様がお見えです」
ひょこっと山中の後ろから愛莉が現れた。
愛莉「Aが体壊したって聞いたから、来てあげたの」
『いや、これは昨日愛莉を探してたからで!』
愛莉「何か言った?」
『い、いいや?』
ニッコリ笑う愛莉。
昨日の愛莉は嘘のよう。いつもの私と愛莉の関係にやっと戻ったかな?
山中「愛莉お嬢様、良かったらご飯食べていきますか?ちょうどお昼なので」
愛莉「あ、大丈夫です!太るから愛莉はサプリメントがあるんで」
いつものサプリメントのケースを取り出した。
『もうこれはダメだよ!ちゃんとご飯食べて!』
愛莉はブツブツ言いながらだけどご飯を食べてくれた
愛莉「昨日の工場ね、パパにお願いして買ってもらってそのままにしてあるって前言ってたでしょ?でも今日売りに出したから、もうこれで綺麗さっぱり」
『…そっか』
愛莉「ねえこれって晴から?」
そう言う愛莉の手には、あの金の豚。
『そうだよ。効果いつもないのにさ。くれるって言ったからもらった』
愛莉「よし、決めた!こうなったら晴と幸せになってもらう」
『へ???だから昨日も言ったけどさ…』
愛莉「だって愛莉と親友じゃん!
なんかやっぱり晴と幸せになってくれないと私やだ!」
愛莉「じゃあ逆に聞くけど、Aの心にほんの少しも晴はいない?」
『………え?』
愛莉「はい即答出来ない!やっぱりゼロじゃないのね、晴にも希望があるってことね。月日のせいにしてるだけ!」
『いやいやいや、私と晴はそういうんじゃなくて!』
明日からの愛莉さんが恐ろしい。
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ト音記号 - 面白かったです! season2も見ます! (2018年8月4日 9時) (レス) id: 3d84ac0722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cana | 作成日時:2018年7月11日 21時