この世界に来たからには楽しんでやるさ！【ONE PIECE】 (ページ2)

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「俺？俺は君の神社に祀られている神様だよ」

『…はあ』

「反応薄っ!!」

『いや、いきなり言われても…なんのこっちゃ分からないよ』

「んじゃ、これを見たら分かる？」

その人は手に5円玉を持っていた。

『さっき私が入れたお賽銭…！』

「これで信用してもらえたかな？」

『何で私はここに居るの？』

「さっきの願い覚えてる？」

『まさか…』

「そ。Aの願いが俺に届いて叶うことになりましたー!!やったね!!」

私は驚いて口をあんぐり開けた。

『おぉ…？』

「あんまり喜んでないみたいけど…？」

『いや、嬉しいんですけど…。ただ、家族とか友達の事を考えたら』

「…」

『いや確かに私が願った事なんだけど、急に居なくなったら、心配掛けちゃうんじゃないかなって』

「こうゆう時、大半の人は喜ぶんだけどね…昔から真面目で優しいんだな」

『昔…？』

「言ったじゃん。ここに祀られている神様だって。Aの頃は小さい時から知ってるよ。なんなら俺、何100年とこの土地に居るからね」

『なるほど…』

「大丈夫。ちゃんと元の世界に戻れるから。向こうの世界に一生いる訳じゃない。…ただ、現世に戻るにはかなーり時間が掛かる」

『…と、言いますと？』

「君の肉体と魂を俺がいるこの空間に連れてきちゃったから、現世に再び戻るには色々準備がいるんだよね」

『その間、私がいた世界の時の流れとかどうなってるの？』

「あ、その点は大丈夫。君がここに来た時点で向こうの時間は止まってるから。元の世界に戻るまでの暇つぶしと思ってもらった方がいいかな。…因みにあっちの世界は原作とは全く干渉しない。だから原作変え放題！」

私は、その言葉にぴくっと反応した。

「ん、どしたの？」

『あ、いや…』

「ではではー…Aちゃんにこれから色々特典をお渡ししたいと思いまーす」