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「あー、Aさん！ビンゴカード下さい、紙袋に入ってます」
「はい」
みんなで準備をしていた
「河野さん2種類あるんですけど、どっちがいいですか？」
「...んーと、縁が金の方で」
そんなやりとりが聞こえてくる中
僕は色んな飾りを組み合わせて、やすぽんとマナミさんが書いたウェルカムボードを装飾していた
ドライフラワーやレースを付ける細かい作業で超集中作業していた
そんな時だった
「わぁっ⁈」
「「あっ！！」」
突然みんなの大きな声が聞こえてきて
振り返ると
「セーフ...
重たいよって言ったのに」
Aちゃんを奨くんが受け止めていた
「あ、あの//// ほ、ほんとに！すみませんっ‼︎」
然程遠くない距離にいたのに
ましてや奨くんより近いところにいたのに
「俺は大丈夫だよ、怪我とかしてない？」
「はい、、大丈夫です」
「これ、貰うね？ ナイスファイト」
な、、、なに？！
あれは、、あれは、、すごい
奨くんにしか出来ないよ、あんなこと
でも気づいてないんだろうな
あの子の気持ちには
気づかないよな〜、、
奨くんの前では常に緊張してる彼女
逆に僕の前ではよく笑ってくれる
ということは、"今のところ"僕だけが従姉妹ちゃんを
Aちゃんを笑顔に出来てるんじゃない？？
その謎の自信が
2人を引き合わせる要因になったなんてね
妙に鮮明な光景が、少しずつ遠くなっていく
あ、、そうだこの後
僕は2人のLINE交換を促した
そうすれば喜んで笑ってくれると思ったから
もし、させなかったら、、
どうなっていたんだろう
そう思っても、どんどん遠くなっていく
『ん、、、？』
カーテンから溢れる光に顔を目を瞑る
最近見た中で、1番現実味の強い夢だった
寂しさが増しているから？
1ヶ月耐えれたんだから、、！
ここで折れたら早すぎるし
前と同じだ
だから、みんなとの思い出や
Aちゃんと2人で撮った写真があるグループには
戻らない
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作者名：はむぅ | 作成日時：2021年9月30日 20時
