悪行三十四回目 ページ34
し「それで、オスマンさんのところから俺のところまで…結構歩きましたねｗｗ」
貴「ちょ、笑わないでください」
だんだん見慣れた、というよりみたことのあるような道に入っていく。
あ、ここ…
し「はい、つきました」
にっこり笑って、私を見る。
ほら、早く入ってくださいよ、とにやにやしてるしょっぴ君を無視してノックする
貴「すみません、遅くなりまｓ」
そういった瞬間にドアは開いて、しょっぴ君はとっさによけて、中からはグルッペンが出てきただけだったのだが
出てすぐ抱き着く彼にため息すら出なかった
貴「グルッペン、外なんですが」
グ「外じゃない。屋内だゾ」
貴「…廊下ですけど」
グ「別にいいじゃないか。遅かった罰だ」
ぎゅっと抱きしめる腕に力が入った
ほら、入らせてください、とグルッペンさんをのけて、執務室に入れば、しょっぴ君は
じゃ、俺はここで！と帰っていった。私はそれを見届けることなく、部屋に入る
ト「あ、…れ？服変えたんやな。似合ってるで」
グ「これからこの格好が普段着になる。今のうちに慣れろ」
ふぅ、とでもいうように椅子に座り込んだグルッペン。
その後、トントンから声がかけられる
ト「あ、せや」
貴「はい？」
そう言われて私はトントンの方に向いたのだが、目の前は真っ暗になるだけで、
話はそこで途切れてしまう
貴「ばふ…ちょ、とんと、っ」
ト「あ〜〜かわええなぁ…」
呼吸の音も心臓の音もすべてが聞こえて、恥ずかしくなる
きゅっと抱きしめられて、頭をなでられれば、行き場のない手をぴくりと動かすことしかできなかった
貴「きゅぅ…」
ト「よしよし…ええ子ええ子」
そうやっていれば、しびれを切らしたグルッペンさんが咳払いをするが、トントンはやめる気配がなかった
グ「トン氏うざいゾ」
ト「気にしないではよ話進めてや」
ふわりと香るトントンの匂い。決して嫌な臭いではなく、むしろ好きな部類に入る。
こんなことをされて、セクハラだと訴えてはいけないのかな
グ「はぁ、まぁいい。またAに用事ができた。近々舞踏会があるのだが…」
貴「そこで踊れというんですか！？」
グ「話は最後まで聞け…」
そういってこっちを見ながらグルッペンは自分の首を触り、こう告げた
グ「お前にはまた偵察を頼みたい」
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いちごミルク(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2019年1月2日 22時) (
レス) id: 74107eb362 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶らて(プロフ) - アイムさん» 指摘ありがとうございます！すみません直してきますね…！！！ありがとうございます！ (2017年12月29日 23時) (レス) id: a1adbe9dd6 (このIDを非表示/違反報告)
アイム(プロフ) - 追加 間違っていたらすいません (2017年12月29日 3時) (レス) id: c8dc90e8c0 (このIDを非表示/違反報告)
アイム(プロフ) - 初コメ失礼します。悪行九回目のゾムの最初のセリフの味方が見方になってますよー (2017年12月29日 3時) (レス) id: c8dc90e8c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：僕(抹茶らて) | 作成日時：2017年12月25日 22時
