【d!】とろけるような恋の味【wrwrd】 (ページ14)

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♡⃛ ページ14

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「は？可愛ええ。こんなんもう彼女やん。え、もしかして幼馴染みから彼女に進展した？僕の幼馴染みは僕の彼女になりました......って、あ、ちゃ、ちゃうんやA！！」

途中まで、というか恐らくほとんど口に出したところでぴたり、と止まり顔を隠していた両手で私の肩をガシッと掴むと真っ赤な顔で弁明を始めたトンちゃん。
きっと同じくらい私の顔も赤くなっているんだろう。
でも、それよりも...

『トンちゃん、私の事彼女にしてくれるの？』
「え、彼女になってくれるん？」
『それって私の事好きってこと...？』
「大好きに決まっとるやろ？好きやなかったらいくら幼馴染みとはいえお揃いのマフラーなんか渡さんし、こんな時間に学校に残ってても心配なんかせんで」

顔を真っ赤にしながらも真剣な顔でそう話すトンちゃんに愛おしさで胸がいっぱいになって思わず抱きつけば、バランスを崩すことも無く受け止めてくれて大好きな匂いに包まれた。

『トンちゃん好き、大好き』
「なら俺の彼女になってくれるか？」
『もちろんなるに決まってる！』

そう返せばさらに強く抱き締められる。
他の生徒会メンバーが茶化す声が聞こえてくるけど、幸せでいっぱいな今の私は無敵だからそんなの痛くも痒くもない。

『えへへ、大好きなトンちゃんが彼氏だぁ』

緩む顔を抑えきれないまま呟くと、またトンちゃんからぐっと何処から出たかわからない声が聞こえた。
へなへなとしゃがみ込んでしまったトンちゃんに合わせてしゃがめばボソボソと何かを呟いているようだった。

「あかん、可愛ええ。こんな可愛ええ生き物が実在するんか...俺が守ったらな...」
『トンちゃんがいれば何も怖くないね』
「......グルさん今すぐ俺とAのクラス一緒にしてくれ」
「あほか、出来るわけないやろ」

暴走し始めたトンちゃんに溜息をついたグルッペンくんはトン氏なんか置いて帰るぞ、と私達を置いて他のみんなと歩き出す。
トンちゃんに私達も帰ろ？と声を掛ければ、転んだら危ないから手繋いで帰ろうなと私の手を取るトンちゃんに過保護が増したなぁと苦笑いしながら歩き出す。

幸せだから過保護でもいいや

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𝑁𝑒𝑥𝑡 𝑀𝑒𝑚𝑏𝑒𝑟 ❥❥❥ 𝑘𝑛

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