1日目 ページ4
校長の長い話が終わり司会者がマイクを持つ
「えー、次は生徒会長からのお話です」
ステージに上がる黒い髪の人
見るからに眠そう
「生徒会長の一ノ瀬彼方です。みなさん適当に頑張ってください」
それだけ言うとステージを降りようとする
止められて戻ってきたけど
確信した
絶対気合う
彼方「えー、一年生の生徒会はステージに上がってください」
そう言われはっとする
そして
急いでステージへ向かう
なんてことはせずにのんびりと歩く
私がステージに上がった時はもうみんな揃っていた
そうして左から順に自己紹介が行われる
「えっっと、こんにちは!一年A組1番の相川真冬です!これから一年間初期をさせてもらいます!」
そう言っただけなのに女子から歓声が上がる
「僕は一年A組5番、天宮翔太!会計をします!」
またまた歓声
「こ、これマイク入ってる!?あ、一年A組10番、坂田優!副会長補佐です〜!よろしく!」
歓声
もうさすがに聞き飽きてきたところで夏目にマイクが渡る
「ええと、響棗!一年 A組13番!副会長やで!」
元気いっぱいな挨拶ですね…
そしてマイクを手に取る
『一年A組6番、霧雨守夜。会長です』
そういうと拍手が起こる
そうして一ノ瀬先輩へとマイクを渡す
ここの学校は変わっている
一学年ごとに一人ずつ会長と副会長、副会長補佐がいる
その方が負担は少ないだろうけど
彼方「それでは席に戻ってください、あ、最後には残ってね」
最後の言葉話マイクを入れずに言う一ノ瀬先輩
カサッ
すれ違う時に渡された紙
彼方「後で生徒会室きてよ?」
という言葉とともに
ご丁寧に折りたたんである紙を開くと生徒会までの地図とひとつのメッセージ
《__________》
『ふざけんな』
ぐしゃりと紙を握りつぶしてからステージを降りる
列に戻りまたくだらない長話に耳を傾けた
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作者名:カナリアfive | 作成日時:2018年2月15日 5時