1.再来 ページ3
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私は三という数字にとても縁がある。
能力の制限も三つまででポートマフィアに入った日も三月三日だった。
そして今日、ヨコハマに三年ぶりに戻って来た。やっぱり三が付いている。
_____何かが起こる気しかし無い
嫌な予感は良く当たるというだろう。丁度通り過ぎた屯所が爆発した。
もう一度云おう、丁度通り過ぎた屯所が爆発した……つまり私も巻き込まれた訳だ。
「……痛っ」
軽く片腕ぐらい吹っ飛んだんじゃないかと思ったが案外大丈夫なものでしっかり五体満足だった。
「犯人絶対許さない」
周りを見渡したが犯人らしき人は居なかったので諦めて病院にでも行くことにした。
「あの……大丈夫ですか?」
しばらく歩いていると途中で一人の少年が心配をして声を掛けてくれた。
「心配してくれて有り難う。大丈夫だよ。というか君の方が大丈夫?」
「へ?何でですか?」
「なんかとても暗い顔をしているから」
顔色が悪くて何だか泣きそうな少年にそ云う彼は黙り込んでしまった。
「じゃあ君に良いことを教えてあげる」
そう云って目を瞑る。
「彼処のビルで5秒後に銃撃が始める」
「え……?」
「四、三、二……」
私が「一」と言った瞬間大きな音とともに指を指していたビルの窓が割れていった。
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作者名:山田 | 作成日時:2018年3月21日 11時