王様ゲーム【ホラー松】 (ページ27)

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嗚呼2 ページ27

《オイてめぇ…もう一回いうけどよ…｢俺は、てめぇに殺される気はねえんだよ！！｣》

〔殺人鬼が何をほざいてるんだか…〕

〈…………先生、ごめんなさい〉

〔え？〕

ガンッ

「！レイチェル」

〔な、何で、レイチェル…〕

〈やっぱり、思ったの。私はザックに殺してもらうって決めてるから〉

〔くっ……〕ドサッ

《あー？何だったんだ？》

「どうやらレイはお前を殺さないようだな」

《ややこしいな！何なんだよてめぇ！》

〈…ごめんなさい〉

《…チッ。ダニーの野郎、もう生きてねえだろうな》

「確かめるか」ゲシッ

《…容赦ねえのな》

「ここは、地下一階なのだろう？なら次は地上の筈だ」

〈私が、ここにいた時はフロアの住人誰もは通って来なかった〉

「…？おかしいな。ここから通るところは見える筈なのにな」

《どっかぶっ壊せば出てくんじゃねーのか？》

「必ず壊すとは限らないだろ」

《じゃあ、何なんだよ！》

〈まさか、他のフロアに…？〉

「だとしたら一番有りえるのは地下二階の…ステンドグラスだな」

《あそこをぶっ壊せばいいんだな？》

「試してみる価値はある」

………

《ここだな？オラァ！》ガシャン！！

「通路だ」

〈行こう〉

バキッバキ、バキバキバキ

「崩壊をはじめた」

〈急がなきゃ！〉

ゴウッ

「炎、が…」

《…》

〈ザック？〉

《やべぇ、な。足、動かねぇや》

「！ザック…」

(〈何とかしなきゃ〉)
〈………う、ああああ！〉ガタンッ

「レイ！なんて無茶をするんだ！」

〈大丈夫、大丈夫だよ。ザック、私が何とかする〉

《…………お前にそこまでやられちゃ仕方ねえ。炎なんて、どうでもねぇ！》

「これが扉か」

〈うん。これを開ければ…………！〉

ドッ

《なっ…》

「レイ！」

〔酷いじゃないか…レイチェル………僕を、撃つなんて〕

「ダニエル…」

〔カラ松、君はこことは違う世界の人なんだろ？なら、眼を奪っても死なないよね？〕

《は？マジなのかよ》

「あぁ。そうだ。俺はこことは違う空間にいる。だから、死なない」

クスッ〔しかも君は兄弟とは仲が悪いんでしょ？だから、｢兄弟達と違うから｣なんて、言ったんでしょ〕

「あぁ、言ったさ。けど、ここでわかった。｢人｣というのが。ザックとレイを見て、怒りがあっても気持ちを許してまた、接しあうことができるんだと」

〔それだから、どうしたというの？〕

「だから、俺は戻る。元の世界へ」

原作をど忘れしてます←