十一話 アイザック・フォスター ページ20
ヴーーーン
ガシャン
〈とまった〉
《チッまたか。おい、行くぞ》
「…わかった」
〈うん〉
floor 4 地下4階
《何だ……ここ。墓だらけじゃねぇか》
〈さっきは第二墓場って書いてた。ここはお墓の為のフロアかも〉
「…そこに真新しいのがあるな」
〈ホントだ………〉
《あ?どうした?》
〈この真ん中のお墓…私の名前が彫ってある〉
「その隣の墓はよく見たら俺の名だな」
《あぁ?そしたらこの作りかけは俺かぁ?》
「そのようだな」
《チッ…こんなもん見てたらイライラしてくる、ぶっ壊してやりてぇ》
〈先に武器のほうが欠けちゃうよ〉
「こういうのはツルハシなどのほうがいい」
《わかってるよ》
〈…これ以上進めないみたい〉
「いや、あの隙間ならレイチェルだけ通れる」
《あー?んなことしたらコイツ逃げねぇか?》
〈私は逃げない…殺されてないから〉
「だそうだ。行かせてやれ」
イラッ《あーもうわかったよ!!早く行け!》
《……………》
「………」
《…おい》
「何だ」
《ぶっ壊していいか》
「本来ならレイチェルの許可がいるのだが…あまり俺は干渉しない。自由にしろ」
《ハッお前って人間ぽくねえよな……オラァッ!!》
ガギィッ
《ハハッ楽しいな!オラ、全部壊してやる!》
「…殺人鬼の本領発揮か」
《ヒャハハハハハハハ!》
ツルハシでどんどん墓石を壊していく、すべてを壊す…まさに【殺人鬼】
「はぁ。後で怒られなきゃいいが」
レイチェルは…
〈…進み方がある…墓石にボタンが設置されてる?〉
《ヒャハハハハハハハ!》
ガキィン!
カチッ
〈?!開いた…あの人が?〉
〈これは、履歴書?昔フロアにいた人達の…とても細かく書いてある…。私のがある〉
〈へぇ…。ザックのもある、【連続猟奇殺人犯】?やっぱり…そうなの〉
〈カラ松さんのもある。でも情報が少ない…本名は松野カラ松、六つ子?で次男。年齢は二十代…普通の情報しか載ってない〉
〈あとは鍵ぐらいかな。戻ろう〉
「レイチェル、無事だな」
〈ハイ…私の、お墓〉
「ザックが壊した。理由は本人に聞いたほうが手っ取り早い」
〈……ザック〉
《あぁー?墓を壊した事なら謝らねえぞ。お前の墓場はそこじゃねえからな》
《俺が、殺してやるから》
〈ザック…〉
(何だか微笑ましいな………ッ!?)
ブツン
電気が全て消えた。一瞬で闇が現れた
「何事だ!二人共無事か?!」
《俺は大丈夫》
〈私も…〉
「良かった。だが一体何事だ?」
ラッキー人物
デカパン
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おそ松girl(プロフ) - おそ松兄さんどうなったんだろう...続き待ってます! (2017年2月11日 9時) (レス) id: c0344e8643 (このIDを非表示/違反報告)
はまはる(プロフ) - るるさん» モンストはあんまり関係ないですかね………(´ω`) (2016年8月29日 19時) (レス) id: 76ced22a98 (このIDを非表示/違反報告)
るる - モンストw (2016年8月29日 17時) (レス) id: e5893b1192 (このIDを非表示/違反報告)
はまはる(プロフ) - 黒バイさん» 何度もコメントありがとう!ございます! (2016年7月18日 21時) (レス) id: 76ced22a98 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - また・・・?続編待ってます! (2016年7月18日 21時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:破都 | 作成日時:2016年3月31日 19時