王様ゲーム【ホラー松】

六話　イヤだ ページ11

心の声は()で

「行こ、トド松」

「うん………………」





ガタッガタガタッ


「来た？」

「来た」





ガラッ


(臆するな、臆するな、これで帰れるはずなんだ！！)


グワッ


「ひっ…」
(しまった)

トド松は恐怖に煽られ少し後退、チョロ松は…





グシャ



喰われた


トド松に血がとぶ

「ひっ………いやだ、イヤだ、嫌だ、イヤダ、イヤダ、イヤダ、イヤダ、イヤだ、イヤダ、イヤダ、いやだ、嫌だ、イヤだ……………！！！」



トド松は恐怖に負けた

そして、


逃げ出した

「イヤだよ、無理だよ、怖い、コワイ、こわい、怖い！」

チョロ松が喰われてしまったことなど考えてもおらず、ただ、自分だけが生きれることだけを考えていた

青鬼は、食べる物が逃げ出したことにより、それを追いかける

さっきまで食べていた物を全て食べずに置いて…









チョロ松は…


生きていた




(やっぱり…【闃】が言ってた通り、死なないんだ…)

だが喰われて身体の一部を失ったチョロ松はそこから動けなかった

(どうする？死ぬことが出来ないんならこのままいて青鬼に全部食ってもらおうか？)

(そしたら、戻れるかな)




(でも)

「生きて、帰りたい」









逃げ出したトド松、死にかけのチョロ松
違う行動を取る二人


二人は、兄弟の元に帰れるのか

(´>ω∂`)(おしらせという名の雑談)→←おかしい2　4/13誤字修正

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デカパン

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