Ｍｉｒｒｏｒｂｏｒｄｅｒ２ (ページ2)

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初デビューページ2

朝。まあ五時と云う早朝の日。昨日からカヲルの母は、仕事の出張でいない。父のほうは、ずっと海外で働いているらしい。だからなのか？
朝っぱらから家のベルを鳴らされるのだ。
――――チェルに。

「チェルうるさい！！」
「あっ。おはよう。カオル。」

おはようじゃないよ！？
今、朝の五時だけど！？
「まあ、話があるから早めに来たんだよ。」
「分かった。準備してくる。」

と言って私は制服に着替える。
しかし、こんな朝早くに……大事な話なのかな？まあ、四時半からおきていたから良かったものの……。
あっ。カヲルに今までのところとかチェルのこと、話したほうがいいよね？私は鏡を取り出す。
「カヲル？カヲルー！」
出てこない。靄も出ず、移るのは私の顔だけ。
どうしたんだろう？もしかして、条件があるとか！？
私は、いろいろ考えたが一向に通信が出来なかったため、あきらめた。私は、下に降りる。

私は玄関のドアを開ける。
そこには、当たり前だがチェルがいた。
「おはよう、カオル。」
「おはよう、チェル。」
互いに挨拶をする。
「じゃあ、話しながら学校に向かおうか？」
と言ってチェルは反対方向のほうに歩く。
「ちょ！？チェルそっち反対側！！」
「ん？知ってるよ。バスに乗るんだよ？」
バスって何？

私は、今日初デビューのバス登校をしたのであった。