第６話 ページ6
貴女side
コンコン
部下「Aさん、私です」
鷹尾「...入れ」
気づけば部屋には日が差し夜明けを迎えていた
部下「失礼します」
鷹尾「こんな時間に何の用だ」
部下「...あの、お休みになりましたか」
鷹尾「何？」
部下「昨夜から部屋の電気が消えませんでした。
Aさん、休息を、」
鷹尾「必要ない。」
部下「しかし、」
鷹尾「・・・」
部下「っ、...すみません、
失礼しました...」
はぁ・・・
電気が消えていない事に気づいたという事は
護衛で自分も寝ていないだろうに
鷹尾「私に護衛は必要無い。今一度、報復隊でこの情報を共有しろ」
部下「...了解しました。」
？「何云ってンだよ。お前は護衛必須だろ？」
鷹尾「...何しに来た、中也」
中原「下がっていいぞ」
部下「は、はい」
部下が出ようとした扉を先に開け入ってきた中也
中原「いくらお前があのマフィア最脅の異能力者とは云えその異能は戦闘向きじゃねぇ
奇襲をかけられれば太刀打ちできねぇだろ？」
鷹尾「なんだ、異能自慢でもしに来たのか」
中原「俺が護衛してやってもいいぜ」
鷹尾「いらない」
中原「遠慮すんな」
鷹尾「お忙しい幹部殿の手を煩わせる程の身分ではないので
お引き取り願えるか」
中原「だから早く幹部になれってンだよ」
鷹尾「何故」
中原「近くに置いておくためだ」
鷹尾「何のために」
中原「...別になんでもいいだろ」
鷹尾「はあ」
中原「兎に角、護衛無しは危ねぇし古株なんだから
さっさと幹部に上がれよ」
鷹尾「断る」
中原「なれ」
鷹尾「断る」
中原「お前、今や最古参だぞ？」
鷹尾「それがなんだ」
何時まで居るんだこの男は
中原「報復隊でいる意味もねぇだろ」
鷹尾「先刻、私の異能は戦闘向きではないと云ったのは中也だ」
中原「異能？」
鷹尾「重力操作に金色夜叉...。幹部なんて物騒だ」
中原「関係ねぇよ。エースなんて上納金だけじゃねぇか」
鷹尾「そう。エースは幹部とは云え自分の役割を理解し全うしている。
私もそうだ。自分の異能をどう使うか理解し
分かったら出てけ」
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作者名：はまち x他1人 | 作成日時：2024年3月18日 2時
