検索窓
今日:75 hit、昨日:48 hit、合計:11,831 hit

第28話 ページ29

貴女side





怯えた顔の少年が太宰に助けを乞うた





太宰「Aの異能…。『死霊』は対象の影を操り動きを自在に操れる


彼女がマフィアの報復者として最も適しているのは



逃げるラットの動きを止め

影を操る事でうつ伏せにも仰向けにもさせられるからだ」





中島「そんな…」





太宰「彼女の異能の範囲は視界に映ること。


そして無効化には彼女に触れなければならない

分が悪い上に彼女は銃の使い手だ

かなりの腕前だよ」




鷹尾「過大評価だな、太宰。」





太宰「陽の当たるこの場所を選んだのも影を出すためだろう


矢張り君は聡い」






珍しく余裕がなさそうな顔だ





中島「なんて厄介な異能なんだ…」





鷹尾「別に良いだろう。殺傷能力はない」





太宰「そう…。だから君は」





カチャ




太宰「銃の腕を磨いた」






拳銃を少年に向ける






中島「……」




鷹尾「そんな怖い顔するな。私は君を殺しに来たんじゃない」




中島「太宰さんが狙いなのか」




鷹尾「あぁ。」




中島「させない…!」




鷹尾「太宰も殺しはしない。私には殺せないからな


だがその前に」





とある物体を取り出す






鷹尾「これは電気を貯めた装置だ」




中島「電気?」




太宰「まさか、!」




鷹尾「異能力_海嘯」





装置と少年を細い水路が繋ぐ






中島「うあぁああ!!!」




太宰「敦君!!!」




鷹尾「パワー系の異能力者だろ。少し弱ってもらっただけだ


死にはしない」





中島「な、何故っ…!死霊は影を操る異能じゃ、」




鷹尾「死霊は二つの異能の総称。



私には影を操る『影絵世界』と少量の水を操る『海嘯』二つの異能がある」





太宰「私のマフィア時代に海嘯を使う事はなかった…


異能のポテンシャルを上げているようだ…」





鷹尾「さて、本題だ太宰。」





太宰「……」






鷹尾「ポートマフィアに戻るんだ」

第29話→←第27話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
36人がお気に入り
設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はまち x他1人 | 作成日時:2024年3月18日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。