検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:33,464 hit

ナイトとツンデレ3 ページ4

そしてあれから色々と起き、やっとのことでknightsの待つ教室まできた。
もちろん扉は荒々しく開き怒りを浮かべた(人1)と眠たそうな凛月がいた。
そして(人1)はレオの襟を掴みながら問う。

『ちょっと月永!なんで私がいつもいつも凛月を呼びに行ってるのよ!
私はknightsでもなんでもないからあなたたちの内の誰かが行きなさいよ!』

『わっははは☆だってリッツはおれたちが行っても起きないからな。
それと(人1)、おれのことは名前で呼んで?』

『話が噛み合ってないんだけど!』

いわば性格的に合わない2人の言い合いは日常茶飯事だった。
他のメンバーもさして止める事もなく見守っている。

『ああんもう!瀬名も嵐も司も普通なのに…
だったらレオ、名前で呼ぶから大人しくしなさい。』

『わっははは、いいぞ!黙ってやろう!』

わかってないわね…口に出すとまたうるさくなるので(人1)は口の中でつぶやいた。
ため息を抑えて本題に入ろうとする。

『とりあえず本題ね。
私とknightsで写真撮影と歌番組…それの予定を決めてて欲しい、だったかしら』

(人1)が問うと、そのとおりですと司が答える。
あまりに流暢な英語を話すため少し苦手なジンブツノ1人だ。

『でも(人1)ちゃん1人なのよねぇ、女の子は。
ヤダァ、アタシも女の子側に行こうかしらァ』

嵐が言うとすぐに泉が返す。

『やめてよね〜気持ち悪いなぁ…
それにあんたがいっても(人1)の横に立てば後悔するくせに。』

『泉ちゃんひどい〜!』

__始まったわね。
これもいつものやりとり。
表では騎士のような存在に見えるけど、実際バラバラ。
でも、そんな所が(人1)は気に入っているのかもしれない。
knightsとの仕事は嫌いではない…かもしれない。

(凛月もいるから…ね。)

ふと、嵐と泉の言い合いを、凛月の眠りを、司の戸惑いを止めたのは…

『はいはーい、シャラップシャラップ〜。
とりあえずは歌の方から決めるぞ!
インスピレーションが…(人1)も予定とかあったら早めに連絡な!それと…』

(人1)は意外だなと思った。
ここでレオがまとめるとは思わなかったのだろう。
少しだけ、ほんの少しだけカッコイイと思ったのは(人1)以外誰も知らない…。

ナイトとツンデレ4→←ナイトとツンデレ2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:あんさんぶるスターズ , 朔間凛月 , Knights   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:七海 美羅 | 作成日時:2015年11月4日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。