ナイトとツンデレ (ページ14)

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ナイトとツンデレ13 ページ14

『…だから〜…おい逢沢〜。逢沢〜？』

今は保健の授業で担当である佐賀美先生が寝ている(人1)の名前を呼ぶ。
だが(人1)は起きる気配はない。
すると佐賀美先生はつかつかと(人1)の席まで歩いて行き、ぽこんといい音をさせながら頭を軽く打った。

『大丈夫か〜？眠たかったら保健室いってもいいぞ〜』

そう聞くと眠たそうに目をこすりながら大丈夫です…と答える。
そんな珍しい姿に男子たちはうっとりと釘付けだ。

(そんな無防備な姿見せないでよねぇ。
チョ～うざぁい！)

横で泉がこんな事を思っているのも知らず…。

キーンコーンカーンコーン

授業が終わり昼休みになるといつも通り隣の泉とご飯を食べる…はずなのだが。

『…食べないの？』

『…えっ？あぁ、食べる気しなくて…』

ふーんと箸を動かす泉は静かに考えた。
(人1)は性格はあれだがアイドルとしては一流だ。
それこそトップアイドルといっても過言ではない。
だからこそ睡眠や食事は必ず摂っている。
なのに今日はいつもはしない居眠りをしたり食事を食べなかったりと。

『ねえ、瀬名。私がもしアイドルをやめたら全部おさまるかしら…』

『…全部って？』

そう聞くと(人1)はなんでもないと頭をふった。

『どうでもいいけどいまのあんたは(人1)じゃない気がする。
俺の知ってる(人1)は強がりでどうしようもない我が儘だけど、しっかり意志はもってたね。』

そうね…と悲しそうに微笑む(人1)を見て泉はこれは重症だと思った。
ただ、口には出さずに…。

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄
皆様ここまで読んでくださりありがとうございます！
ここで追加キャラです。

黒木さん
・(人1)のマネージャー
・(人1)に…？

こんなかんじです！
詳細はこれからにご期待を(*´罒`*)