ACT32 ページ34
ﾋｪｰ4000hitありがとうございます！最近凄い勢いで伸びててビビってます。
＊
とりあえず臨床実験は成功しましたよクラレ先生。
と、心の中でエーミールと鬱は呟いた。
皆が集まる食堂であどけない少女がちょこんと座っていた。
tn｢どういうことか説明してもらいましょうかねぇ｣
ut｢赫々然々という訳でして｣
tn｢そんなんで分かるわけねぇだろっ！ちゃんと説明しぃッ！！｣
ut｢ああんっ！ちゃうやん！ちゃいますやん！！｣
事情聴取ということで若干拷問が入りつつ事の経緯を話した。
その間少女はショッピの膝の上で待機をしていた。
zm｢てかショッピくんなんでA独占しとんの？｣
shp｢いえ、こんな女の子をあんな野蛮人と接触させたら教育上良くないと思いましてね｣
zm｢足大変やろ？俺が変わったるわ｣
shp｢いえ、結構です｣
zm｢遠慮せんでええって｣
shp｢(いら)ないです｣
zm｢いいから俺にも抱っこさせるんだよぉっ！｣
shp｢正体あらわしたな無自覚過保護め！幼女だけは俺の担当ですからね！｣
異様な雰囲気を感じ取り少女、もといAがおろおろとしだすと、チーノとオスマンがおいでおいでと優しく手招きをする。タイミングを見計らってショッピの元からぽてぽてとそちらに向かう。
shp｢ああぁぁぁ幼女ぉっ！！！｣
zm｢Aーーっ！！！｣
os｢あんなお兄ちゃん達怖いよなぁ、こっちの方がええもんなぁ｣
cn｢そうだぞ、そんな大声出したらよくないゾお兄ちゃん達｣
gr｢何しだすか分かんねぇしな、あっち行けしっしっ、いやしかしたまげたなぁ、彼奴がこんな女の子になるなんてな｣
os｢グルッペン｣
gr｢ん？｣
os｢すごい勢いで怖がっとるからグルッペンもあっち行って｣
gr｢｣
cn｢いやー、小学生に防犯ブザー鳴らされただけありますね、格がちゃいますわ｣
絶句するグルッペンをよそにAは思考を巡らせていた。一体ここはどこで、この人たちは誰だろうかと。父の軍でもない、母の家でもない、黙って言うことを聞けばとりあえず危害はないようだとあまりにも冷静な思考であった。
tn｢体も心も退化？！じゃあ記憶は？！｣
ut｢え？うーん、どうなんやろ、どうやったっけエミさん｣
em｢え？！知りませんよ！本人に聞けばええんちゃいます？｣
さっと、Aに視線が集まる。その視線に驚いたのか、Aはチーノの服をキュッと掴む。大丈夫だよと慰めるように頭を撫でられる心地良さを少女のAは知らなかった。
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作者名：にゃんとららんらん | 作成日時：2019年6月14日 13時
