【wrwrd】HelloAssassins! 【軍パロ】 (ページ27)

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ACT25 ページ27

わかりやすいように会話文の表記変えました！
暫く日常編が続きます。
それではごゆっくりお楽しみ下さいませ。

＊

gr｢菓子を食いに行こう｣

os｢おっそうだな｣

gr｢という訳でAもいこうではないか｣

『は？』

こんな会話が唐突に始まるからここの軍は可笑しい。

総統の思いつきで半ば無理やりスイーツバイキングに連行されてきた。成人男性2人に囲まれる少女。いつもの仕事着ではなく、先日選んでもらったパーカーを羽織り、フードを深く被っていた。

『なんで俺が……』

そう呟くと総統は口の端を釣り上げ嘲るように笑った。

gr｢なに、お前が才能があると思ってな｣

『才能……』

os｢甘いもの好きの才能めぅ｣

完全に意味深な方向に意味をとってしまっていた自分を恥ずかしく思った。いや、総統が言うことは全てそう聞こえるから自分は悪くない悪くないのだと言い聞かせる。

gr｢エーミールの所によくゾムと一緒に行ってると聞いてな、紅茶目当てだろう？｣

『ぐ……何故それを』

gr｢トントンからのタレコミだ。｣

『そんなっ口止めしたはず……！』

os｢ナイフと銃を突きつけるだけが口止めだと思わない方がええよ｣

『ぐぐぐぐ……』

gr｢まぁそんなことはいい、存分に食べようではないか！｣

『……あのテーブルの奴、全部食っていいのか？』

バイキングテーブルにはクッキーやマカロン等の軽めなものは勿論、ガレット・デ・ロワやケーキやパイ等の切り分けるもの、シュークリーム、エクレア、パフェ、クレープ、どら焼き、饅頭、羊羹……

数えきれない程の菓子が所狭しと並べられていた。

os｢もちろん、取ったらちゃんと食べ切るのがマナーだよ｣

gr｢好きなだけ取ってるといい！ゾムの食害に付き合えたのだろう？｣

『るせーな、取ってくりゃいいんだろ』

と、そう吐き捨てるが、Aは未知の甘味達に心奪われていた。