【wrwrd】HelloAssassins! 【軍パロ】 (ページ20)

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ACT18 ページ20

くそ狭いダクトの中を這いずって移動する。

こうやって潜入するのが彼の真骨頂らしい。パーカーの彼にとってはいいかもしれないが、ガチガチの装備をしている俺にとっては動きづらいったらありゃしない。

そうやって進むうちに、微かに光を放つ床が見えてくる。

zm｢あそこで降りれば地下牢に行ける階段の目の前。でも多分警備とかあるんやろな｣

『俺が先に行こうか？』

zm｢あ……いや、ええわ、俺行く｣

『気ぃつけろよ』

蓋を慣れた手つきで開け、その中に器用に体を滑り込ませる。

上から様子を伺っていると【問題無し】のハンドサインを受ける。

俺も外へ出る。持ち前の身体能力で問題なく降りることができた。

階段もなんの問題もなく降りることができた。

鍵も下りきったところで壁にかけてあり、それも難なくくすねることができた。

……。おかしい。

何もかもが上手くいきすぎている。できすぎている。

彼も同じように感じているようで、口には出さないが先程からかなり警戒している。

まるで誘導されるようにある扉の前に立つ。

小窓を覗けば1人の女性がいた。

母だった。

鍵を開けて、扉の向こうへ俺は突っ込んで行った。