特別になりたくて_2 (ページ25)

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彼「別れよとか言うなよ！」

『っっ！』

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壁にバンっ！と押し付けられ
身動きがとれない・・・
私の肩を掴む手は次第に強さがまして
痛い・・・

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『お願い・・・・誰か・・・・』

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その瞬間、誰かが私の腕をガッと
引っ張った。

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『えっ』

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私の腕を掴んだのは＿＿＿＿＿＿

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潤だった。

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彼「誰だよお前」

潤「Aの幼馴染です」

彼「は？」

『潤・・・どうしてっ？デビューはっ』

潤「後で話すよ＾＾」

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潤は優しく微笑んだ

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彼「すいませんが、僕と彼女の問題なので」

潤「別れてくださいって言葉が聞こえませんでした？
　ひどい話ですねよ～。
　結婚前提にお付き合いしてる人に
　隠し事だなんて・・・しかも、バツイチって。」

彼「っっ」

潤「それ・・・本当に好きだったんですか？」

彼「幼馴染の分際でなんだよ」

潤「ただの幼馴染じゃないんで俺ら・・・」

彼「は？」

潤「僕の大切な人を泣かせるやつは許しませんよ」

彼「っっ！」

『潤・・・・』

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潤はずっと私の手を握ってくれた。

そして彼は潤を睨みつけて帰った。

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