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彼「もうこんな時間」
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そうだよ、もう24時ですよ
疲れたよ・・・
早く帰らせて。
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彼「送るよ^^」
『ありがとう』
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帰り道、
とうとう話す時が来た____
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『あのさ。前に私がデートに誘った日あったじゃん』
彼「うん」
『あの日、何してたの?』
彼「ん?あ〜^^さっきの友達と呑んでた^^」
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こいつ完全に嘘ついてる。
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『そっか。じゃあなんでかな・・・私見たんだよね。
映画館であなたのこと・・・
あれは別人なのかな?』
彼「えっ」
『もう隠さないで。あの日映画館にいたのはあなたよね?
ねぇ___なんで隠したの?あの子供は誰・・・?』
彼「・・・・」
『答えて・・・』
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彼「ごめん・・・いつかちゃんと話そうと思ってた・・・」
『・・・。』
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彼「実は・・・バツイチなんだ。」
『・・・っ』
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なんとなく予想はしてた。
彼は私より年上だし、早くに子供作ってたら
多分あのくらい成長してるんだろうなぁ〜って。
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彼「二十歳の頃子供が生まれたんだけど
お互い若くて喧嘩ばかりで、すぐ離婚したんだ。
でも子供のためにも月1で会ってて、
あの日はちょうどその子と会う日だったんだ。」
『そっか・・・・じゃあ私のこと遊びだったの』
彼「違う!Aのことは本気で好きだった!」
『じゃあなんでこんな大事なこと黙ってたの?』
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そう・・・こんな大事な話
付き合う前に話すべきだったんじゃない?
私のこと本当に好きだったら
そんな隠し事・・・しないでしょ。
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彼「・・・ごめん」
『わっ別れてください・・・』
彼「えっ・・・・っ俺っ」
『お願いですっ別れてください!!!!!!!』
彼「なんで!」
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彼は私の両肩を掴んだ
私は倒れそうになった。
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『やめてっ』
彼「なぁ!それはあんまりだろ?」
『やめてっ!お願いやめて!』
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怖かった。
この人・・・こんなんだから前の人とも
上手くいかなかったんだよ。
狂気じみてる・・・
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作者名:わたあめ | 作成日時:2020年4月12日 0時